2020年の振り返り

2020年から2021年に変わる年の瀬にこの記事を綴っております。
今回は、2020年の私の活動とこれからについてつらつらと。

再び非常勤講師に戻る

前任校の常勤教員の契約が切れる関係で、2020年の幕開けは新たな職場を探しから始まった。
不安な気持ちで年明けを迎えたものの、周りの方々のご協力があって、何とかすんなり職場は2校かけ持ちで決まった。
合計で週24コマ。
周りの方からは大変だと仰っていただいているものの、常勤でお勤めの先生方は授業だけでなく担任・クラブ・その他の業務などがあり、拘束時間も長い。
それを思うと、簡単にしんどいなんて言っているのが申し訳ないくらいだ。
次年度も現任の2校で勤務が継続。
合計24〜26コマ授業を担当することになりそう。
仕事があるのはありがたい。

コロナウイルスで休校

新たな気持ちで今の職場に向かおうと思った矢先、4〜5月はコロナウイルスの関係で休校措置がとられた。
やっぱりか・・・と思ったものの、ゆとりをもって(=グータラして)1日を過ごしていた。
とはいっても何もしなかったというわけではなく、大人の化学教室や教員向けのスケジューリング学習会をオンラインで実施。
多くの方にご参加いただき感謝。
今になって思うと、このときに1年分の教材研究をしておけばよかった、新たなプロジェクトをもっと進めればよかった・・・などということが多くある。
しかし、今更こんなことを言ってもしょうがない。
年明けから時間に余裕があるところで少しずつ進めるしかない。

zoom様々

世間では、コロナウイルスの影響で在宅ワークをし、オンラインでコミュニケーションをとるなんてことが当たり前になってきた。
私には恩恵があった。
先述の大人の化学教室&教員向けのスケジューリング学習会は、学校休校期間中にオンラインで行った。
zoomによって全国の方々とオンラインで交流し、中には大人の化学教室を受講していただいている。
この中で、物を売るあるいはサービスを提供するときには、地域を限定して考えなくてもよくなったと思う。

これが学校ではどうか。
現勤務校でも早急にオンライン環境を整え、zoomで授業ができたら・・・と思ったものの、なかなかそうはいかなかった。
オンライン環境が整っている家庭もあれば、そうでないところもある。
だからこそ、感染リスクを減らすためにも前者はzoomで授業参加、後者だけが学校に来て授業参加というふうにすればよくなるのではないか。
(実技・実習がある科目はリアルでなきゃいかんけど)
そうすれば、欠席や不登校なんて概念もなくなると思うし。

現任校の生徒

これまでいろいろな学校を渡り歩いてきた。
その中で(大変失礼だけど)現任校は、私の経験上最も学力が低い層が集まっていると思う。
しかも、人生初の工業科クラスも担当することに。
正直なところ、戦々恐々としていた。
ところがどっこい、これまでの学校の生徒と変わらなかった。
その中でも面白い方々が多いし。
中には斜に構えている者もいるけど、授業自体は楽しく、スムーズに進めている。
最後まで楽しい雰囲気で授業をしたいところ。

大人の化学教室&ゼミナール

2019年11月より開始した単発講座「大人の化学教室」
最初は勢いで始めたものの、参加者の方の学ぶ意欲と切れ味鋭いご意見・ご質問にいつも驚かされ、毎回充実した講座になっている。
これも受講されてきた皆様のおかげでございます。
そんな大人の化学教室もこれまで1年間、7回も続けてきた。
本当なら毎月1回としたかったものの、私のスケジュールと体力・気力の関係で2ヶ月に1回ペースとなっているのが現状。
2021年の講座は何をテーマにしようか?

そして、大人の化学ゼミナールも9月から開始。
2021年3月まで実施予定。
ここでは高校の化学基礎の教科書を使って、化学の基礎を体系的に学んでいる。
受講者(ここでは「ゼミ生さん」とお呼びしている)として定員5名募集したところ、2名の方がご参加。
他にも何人かの方にご見学&体験受講されている。
お2人のゼミ生さんとも高校時代に化学に触れたことはあるものの、大人になって違う視点で学び直したいということでご参加いただいている。
意欲的かつ真剣に学ばれているのがわかるし、ご質問も鋭い。
私の方は楽しいかつ身が引き締まる思いをしている。

大人の学びは資格取得など、何か具体的な成果や役立つものを求めるために行われるとよく聞く。
このゼミナールは本当に教養を身につけていただくためのもので、すぐに何かに役立つというわけではない。
ただ、純粋に学びたいという大人はもっと多くいらっしゃるはず。
そういった方々と学び合い、多くの教養を得られる機会を広げられたらと思う。

手帳

これ以外にも、私は2016年からTeacher's Project Diaryという教員向けの手帳を自作し、何名かの方にお使いいただいている。
今年は6名の方にご購入いただいた(5名は教員、1名は工芸作家の方)。
感謝。
私もこの手帳も使い始めて5年。
自作だけれども、使い続けていくうちに違和感が出てきた。
そしてこの記事を綴っている只今もニューバージョンを製作中。

この手帳は教員のために作ったものの、最近になって教員以外の方でも必要とされていることが判明。
そういった方々のためにも、ちょいとディフォルメしてお役に立てるように試行錯誤中。
来年には決まった形にして、お披露目したいところ。

総括

今年1年、病気をせず、学校の授業に穴を空けることなく、何とかここまでやってこられた。
自分を買いかぶりすぎだけど、この点だけは自画自賛したい。
来年は教員としての仕事に磨きをかけつつ、手帳ビジネスや大人向けの学び直しについてもやれる限り進化させ、精選する次第。
そして、このnoteもより充実させる予定。
この記事をご覧の皆様方におかれましては、ご助言・ご鞭撻・ご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

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