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我が家の庭の風景 part.97 「キンセンカ」

だんだんと霧が濃くなって、午前中の庭は真っ白に煙るようになった。
景色が白いと何となく肌寒く感じる。もう10時を過ぎているんだから、気温はそんなに低くないだろうと「アレクサ、今の気温は?」とうちにあるPodに聞いてみたら、「現在、気温は摂氏5℃です」と返事が返ってきた。
なかなか寒い。

外に出て、景色が白い割にはそんなに寒くないから花も元気なんだろうと感じていたのは気のせいだったらしい。とうとう玄関先の鉢のナスの苗も葉がくたびれてきた。
しかし、霜枯れたと思った同じ鉢のアロマティカスは午後の気温のおかげか、翌日には新たな芽を出していたからたくましい。

前庭のトレニアは12月に入る前には藁のように茶色くなっていた。12月に入り、もう種も十分落ちただろうと一部を残してほぼ片づけてしまったら、YouTubeのとある方の園芸動画で秋庭の枯れた植物の風情を楽しむというものがあって、茶色くなった植物も愛で方次第なのかと反省した。
地上部は茶色くくたびれていても、根っこは案外しっかりしていて、まだ生きているということが抜きながら感じられたのだ。

生き物というのは、しぶとい。私も自分でしぶといなと思う。病気になりやすい性質らしいのに、案外窮地には陥らず、すり抜けて生きている。

こぼれ種というのは、トレニアのようにつぼみのついた苗かもうすでに花の咲いた苗を買ってきて、種子が出るまで庭で育てて、その種子が落ちて来年以降に芽が出てくるのを楽しみにするものだろう。
しかし、私のずぼらな性格から、また違ったこぼれ種子の楽しみ方を見つけた。

昨年は、カモマイルだったが、今年はキンセンカでやってしまった。
育てて調べてみるまで知らなかったが、キンセンカは”冬知らず”というほど寒さに強い植物らしい。前庭の車の轍がつくような場所でキンセンカの芽が出て何事かと思ったら、固い地面もなんのその。キンセンカは花壇の柔らかい土など必要なく、直接庭の地面に植えて野性味のある楽しみ方ができるそうだ。

来年は直接地面に種まきしたい。地道に鉢から植え替えている。
宅配便を届ける人がもしも園芸植物に詳しかったら、なんでキンセンカをご大層に鉢植えに植えているんだろうと不思議がられているかもしれない。
まだ我が家の庭のキンセンカは花が咲いていないので、それがキンセンカだと気づかれていないことを祈るばかりだ。


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