見出し画像

コーヒーの仕事の好きなところ。

こんにちは、川野優馬です。

僕は大学時代からLIGHT UP COFFEEという名前でコーヒーショップを東京と京都で経営しています。

僕はコーヒーが大好きです。コーヒーの仕事は最高に楽しいです。
今日は、僕が魅力的だと感じるコーヒーの仕事の好きなところを勝手に紹介したいと思います。


目の前の人を幸せにできる

美味しいコーヒーは飲んだ瞬間に視界が明るくなり、やる気が湧いてきて、1日中ポジティブで豊かな気持ちになる。

つくったものが自分の目の前で人に伝わって、笑顔としてリアクションがすぐに返ってくる、反応のスピードと、人を幸せにする実感が最高なやりがいです。

1杯のコーヒーで、目の前の人がどんどん笑顔になっていくんですよ。自分がつくったものが、こんなスピードでたくさんの人に評価されるってなかなかないと思います。



コーヒーショップをやりながら、新卒でリクルートに入社した時、僕はWEBサービスの効果を測ってサービスを改善する仕事をしていました。

とても勉強になる刺激的な仕事だったのですが、誰が幸せになっているか、どう人の役に立っているのかというのは、数字を見ているだけでは、パソコンの画面を見ているだけではわからないものでした。

自分が何の役に立っているのか、何のために仕事をしているのか、コーヒーショップではお客様の笑顔が常にそれを教えてくれます。本当に嬉しいです。ありがとう。



遠い誰かのためになる

目の前の人を幸せにする一方で、コーヒーを作っている生産国の人たちにも少なからず影響を与えることができると思ってます。

コーヒーは、グアテマラやコスタリカといった中南米や、エチオピアやケニアといったアフリカなど、赤道付近の国々で生産されています。どれもまだ発展途上の農村地区。賃金は安く、エチオピアの精製所の労働者は1日180円の給料です。


▲コーヒーの起源エチオピアのコーヒー生産者たち。


お金が渡るということと幸せになるということは一緒ではないかもしれませんが、生産のを上げて、美味しいものはそれ相応の高い価格で買ってあげれば、生産者にも努力した分の対価が渡ります。

奴隷制度の貿易時代に作られたコーヒーの流通だからこそ、買い叩きの闇はあるし、より良く買ってあげてより良く広めてあげることで、現地にも変えられる余地もたくさんあるんです。



僕は昔からこんな仕事がしたかった!
つくる人、伝える人、楽しむ人、誰一人悲しむことなく、関わる人全員が幸せになる仕事。

正しくは、幸せになり得る、かもしれません。

文化的にも距離的にも遠く離れた生産国の人たちも含めて、どうやったらコーヒーを通してもっとみんな幸せになっていけるのか。

そんなグローバルな社会性や経済効果もコーヒーが持つもう1つの魅力です。超ロマンあるよね!楽しい!!



人をつなぐ

コーヒーは人をつなぐ。

言葉が通じなくても、コーヒーが好きなだけで仲良くなれます。

コーヒーを作ってるバリスタ同士なんてもっとスゴイです。

僕がロンドンのコーヒー屋さんに行った時、東京のバリスタだと話したら、「わざわざ来たのか、マジか、仲間じゃん!」とメニューの一番上から下まで無限に作ってくれたり、すぐに焙煎の裏側まで案内してくれたり、一緒にテイスティングしたり。コーヒー自体がコミュニケーションになるんです。

ある意味狭い世界だからこそ、そこに熱中する人は自然と繋がっていきます。

美味しさという1つの世界に向かってみんなで走っているような気がします。



あと、コーヒーを飲みながら人がつながるっていうところも大好きです。

確かコーヒーは昔もともと、ヨーロッパのコーヒーハウスで楽しまれていました。コーヒー片手に政治や経済の話をしたり、文学や芸術に励んだり。

コーヒーがあるからこそ人が集い、リラックスするからこそ気軽に話が進み、そしてアイディアも生まれて、新しい創造がそこで生まれる。

コワーキングスペースなんかで美味しいコーヒーがあったりするのも、生産性以上に素晴らしい価値がそこにあるはずだなあと思います。


働き方を変える手段になるかも

最近の僕の興味はこれです。

オフィスに勤務していた時、なかなか外にコーヒーを買いに行く時間はありませんでした。

日本だと就業時間も長くて忙しくて、そしてデスクにいないといけなかったり。オフィスの中には缶コーヒーくらい。

みんなの飲み方を見ていたら、もう少し仕事頑張るか、のような眠気覚ましとして飲んでいる感じです。



もっと自由な働き方になるべきだと思うし、美味しいコーヒーはその1つの刺激になると思うんです。

例えば僕が好きなエチオピアのコーヒー、全く苦くないし、紅茶のように飲みやすくて繊細で、花や蜂蜜やレモンのような香りがするんです。書いてるだけでも美味しそう。

味の話をすると焙煎や淹れ方を想像しがちだけど、僕が信じている美味しいコーヒーは、農園で素晴らしく作られたコーヒー。生豆の時点で素晴らしいから、焙煎もシンプルな浅煎りで、抽出もシンプルでいい。そんな感じで素材を意識した美味しさを僕は信じています。



そう、それで、そんなエチオピアの超フローラルなコーヒーでオフィスの朝を迎えられたらどうでしょう。ランチの後でもいいかもしれません。

いろんな風味が駆け巡るからインスピレーションが湧いて、ワクワクして、気持ちにも余裕が出てきて、自然な集中力が湧いてきます。


残業頑張るかの苦い1杯から、生産的にポジティブに動ける楽しい1杯に。

美味しいコーヒーにはそんな力もあるはず。飲んだ瞬間だけじゃなくて、働き方や生き方まで良い影響を与えられたら、そんなに楽しい仕事はないでしょ!



美味しい

やっぱりこれです。美味しすぎてつらい。

コーヒーの仕事で一番楽しい瞬間は、新しいコーヒーが届いて最初のローストを調整して初めてテイスティングする瞬間。

どんな味がするんだろう、とワクワクしながら、想像を超える美味しさだったり、まだ味わったことのない発見があったり、どんな結果であっても初めて味わうコーヒーは楽しいです。

こんな味がするね、後味にこんな感覚が残るね、こんなユニークが香りがあるね、とみんなで子供みたいにはしゃいで、コーヒーの味に溺れます。




好きなことをやるって最高。しかも美味しいから五感で楽しい。

ほんと美味しいコーヒーは美味しいっす。もっとみんな飲んでみてほしい。


働く側が楽しいっていいよね。


ふと、なんで自分がコーヒーの仕事をやっているか、ということに立ち返って、魅力を書いてみました。

どんな仕事にも、その仕事を選んだ理由があるはず、魅力があるはず。

嫌いなことを無理して仕事にする必要はありません。

好きなことが仕事にできればそれだけで毎日楽しんです。


なんだか毎日つらいなとか、もっと楽しい仕事ないかなとか、そんな人への何かの刺激になれば嬉しいです。



川野優馬
LIGHT UP COFFEE


さいごに

美味しいコーヒーで一緒に社会をポジティブにしたい方、どなたでもご連絡ください!共感してくれた方はぜひフォローお願いします!

Twitter: @yuma_lightup
Instagram: @yuma_lightup

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?