見出し画像

影響を受ける人

そこにいるだけで、周りに影響を与えられる人もいるらしい。

台湾での仕事を終え、日本へと帰国した一緒に働いていたふたつ上の先輩がそうだった。

周りに大声で指示をしたり、何かの占い師のように『悩みがあれば話して』と言ったりする人ではない。いつもどちらかと言えば大人しく、コツコツと真面目に仕事をするタイプだ。

この先輩が周りから大きく異なる点は、『不平不満を大声で言わない、人の悪口を言わない』と言った基本的なことだ。

会社に入って驚いたことは、上の事が出来ていない(あえてしない?)人たちが多いことだ。あたかも、『不平不満を言ったり悪口を言うことが正しいことなんだ』と錯覚に陥る時さえある。もちろん、そんなはずはない。

ふたつ上の先輩は、このような会社の雰囲気に飲まれずに働いている。要するに、『よく出来た人』なのだ。言い換えれば、『人格者』である。

私はこの先輩と夜ご飯を食べたり、休みの日には台北まで小籠包を食べに行ったりする。やはり、『おまえ、こうした方が良いよー』とか、『何か悩みある?』と言うようなことは言われない。ただ、一緒にいることだけで、人にとって、より正しい道を思い出させてくれる。

ふたつ上の先輩の様な高い人間性?を持った人は、周りに積極的に影響を与えなくても、勝手に影響を与えていく。

一方、人間性が低く思える人がいくら『おまえこうした方が良いよー、おれもこんな経験したぜ』と言うような、素晴らしい自叙伝を積極的に話してくれたとしても、心には届きづらい。

自分も、そんなふたつ上の先輩の様に、社会に毒されることない、高い人間性を持った人になりたいと思った。

が、何をすれば良いんだろう笑とりあえずは先輩の様に『不平不満を言わない、人の悪口を言わない』から始めてみよう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?