義務感を言い訳に仕事に逃げてはいけない。

下の記事を読んだ。最近、読んだ記事の中で最も興味深い記事だった。
男の子を持つ親に向けた本「21世紀の『男の子』の親たちへ」の著者が書いた記事であり、男の子の親向けに書かれている。男女格差に関して、女性だけで無く、男性にもフォーカスした記事だ。

この記事では、日本が依然として男性優位の世の中である一方で、幸せと感じている男性の割合と、幸せと感じている女性の割合の格差が世界で最も大きい。幸せと感じている日本人男性が少ないのだ。 

その結果の考察を、記事内では関連データと共に、以下と説明している。

男性は仕事ができるのは当たり前で、そのうえにパートナーの仕事への理解があって、育児や家事もそつなくこなせなければいけないのです。

男性が育児や家事に積極的に参加し、女性がバリバリ仕事を出来るような環境にしていくべきだ、という考えが広まる一方で、男性は仕事をし、お金を稼ぐものだ、という考えはなかなか廃れない。その板挟みで男性の幸福度が下がっているという主張だ。その考えを象徴しているのが、稼ぐ女性と一緒にいる男性は「ヒモ」と呼ばれる。もし、その男性が誰よりも家事をこなす「主夫」だったら同じことを言えるだろうか。稼ぐ男性と一緒にいる女性は「ヒモ」と呼ばれるだろうか。

この記事の中で、著者は「男性は一生働くものだ」という考えは”思い込み”で、「企業に属して働かない」という選択肢もあるとも述べている。

そして結びには、

「『男なんだから俺が稼がなきゃ』という義務感で仕事をしていたら、仕事がうまくいかなくなったときにきっときつくなるよ。いろんな選択肢があるなかで、好き好んで自分はいまこれを選んでいるんだと言えるように、自分の選択に責任をもつことが大事」。

この言葉はドキッとした。実際この"義務感"というのは、勝手に男性が持っていると考えることも出来るかもしれない。

私も今後、結婚をし、家庭を持ち、、という風に生きていくこととなるだろう。社会の一般論や体裁や勝手な義務感を言い訳に、「仕事に逃げる」ということの無いように、自分の価値観に従った行動を貫けるような強い人間になりたい。

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