お遍路の旅 八十四番札所 合戦の地へ
こんにちは(^^)自分で作ったお線香持ってのお遍路の旅。の続きです。 今回は、八十四番札所です。
源平合戦で有名な地、屋島。そして「平成狸合戦ぽんぽこ」にも登場する”狸”が祀られているお寺です。
2024年は逆打ちの年。逆打ちとは?
どんなお線香作ったの?
88,87,86,85番札所は?
の記事はこちらです(^^)
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八十四番 屋島寺(香川県/高松市)
あきらめたら、そこで試合終了ですよ-ハイスペック鑑真和上-
鑑真和上は唐の学僧。
朝廷からの要請をうけ、5度にわたって日本へ来ようとトライします。
しかし、度重なる暴風や難破で失明してしまうのです。
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ。」って、そんなレベルじゃぁ、ない。
そして、天平勝宝5年(753)に苦難のすえ鹿児島に漂着。
翌年、東大寺に船で向かう途中、屋島の沖で山頂から立ちのぼる光を感じ、屋島の北嶺に普賢菩薩像を安置。
経典を納めて創建しました。
鑑真和上は、漢方薬にも精通していた方。
そして、高いレベルのお香の調合技術をもっていたといわれています。
お香は本来生薬なので、合点です(^^)
ハイスペック名僧”鑑真和上”。
尊敬する僧侶さまです。
最初は、北嶺にあった屋島寺。
その後、弘法大師空海が南嶺に移し、”十一面千手観世音菩薩”を本尊として安置しました。
惚れてまうやろ~ 那須与一(なすのよいち)伝説とは
屋島は、源平合戦で有名な地。
そしてどこかで一度は聞いたことのある名前 ”那須与一(なすのよいち)”
源平合戦に登場する弓の名手です。
学校の教科書にも載っているはず(^^)
平家物語 第十一巻より ざっくりストーリー
戦の休憩時間 遙か遠く平家側の美女が、船の上でひらひらと手招きをしている。
どうゆぅこと?
よく見てみると、扇を船のへりに立てている。
「あぁ~、この扇を射ってみて」ってことね。
そこで源義経が与一を呼んで、弓を射らせる。
その距離70m。
すると、見事に命中!
敵味方関係なく、弓の名手に拍手喝采!
戦場のスーパースター誕生(^^)
語り継がれる伝説となりました
が。
続きがありまして。
拍手喝采しているときに、平家側の老兵の男が嬉しくて小躍りしながらでてきちゃったんです。
で、源義経が「あの男の首落とせる?」
与一に命令。
与一は見事命中させて、男の首が飛んでいった。
源氏側は、「やるじゃん!」
平氏側は、「ないわ~。」
シラけて意見真っ二つ。
そんなオチがw
屋島寺には、源平合戦の貴重な資料が”屋島寺宝物館”に保存されています。
興味のある方は、ぜひ訪ねてみてください(^^)
「平成狸合戦ぽんぽこ」のモデル 太三郎狸(たさぶろうだぬき)
太三郎狸(たさぶろうだぬき )は、化ける能力日本一の狸。
ある日重傷を負った太三郎狸は、平重盛に助けられた。
太三郎狸は、これからは平氏を守る!と固く誓ったけれど、源平合戦で平氏が滅亡。
その後、太三郎狸は老若男女問わず様々な人を助けていく―。
老人に化けて鑑真和上、弘法大師空海を道案内。
阿波(徳島)のほうへいって人助け。
満州へ行って日本軍を応援。
などなど。
スーパーハイスペック狸なのです。
太三郎狸は、猟師に撃ち殺されて死んでしまう、という悲しい最期。
しかし、太三郎狸は死んでもなお、世のため人のために動き続けます。
そして、神様として祀られるようになるんですね(^^)
七十四番札所は、ハイスペックな方たちの伝説の場所でした。
徳島出身の私は、祖父から狸伝説をよく聞かされたものです-。
ところで。
屋島寺は、現時点(2024.1月末)境内のトイレがすべて使用不可(故障)
トイレをすませてからの参拝をおすすめいたします(^^)
次は、八十三番へ!
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