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初めてのお香作り

お香の先生に出会う

3月からお香の勉強を始めました。きっかけは、お線香です。
 私は、四国在住です。子供のころから四国88箇所のお寺に参拝しており、お線香の香りっていい香りだなぁ、自分だけの香りを作ってみたいなぁ、と思っていました。
 どうせなら、お香全般を勉強してみよう!ということで、薫物屋香楽さんの「香司」を目指すことにしました。
 お香の先生は九州の方で、「香道」の先生です。
 日本三大芸道、「茶道」「華道」「香道」ですが、「香道」
は、あまり聞いたことがなかったです、、。
 ネットで検索して、なんだか、詳しそうな先生だ!と思って、直感で動いて、あまり、深く考えていませんでした。
 「香道」は、香りを嗅ぐことを「聞く」と言います。香木の香りを楽しむ、日本独自の芸道のことだそうです。
 先生は男性です。古典の知識も深く、和の香りのエキスパート、テキパキしていて、懐が深くて、とても光っていました。

そういえば不器用だった

 忘れていたことがありました。私は、不器用だということです。テキパキとこなす先生についていけず、ゆーっくり進む私は、マンツーマンの空気に耐えられず、精神状態が、わちゃわちゃしてしまいました、、。
 香料の香りを集中して聞くあまり、ほとんど会話がない状態でした。
 そういえば、日常で料理を作る時にも、こんな状態になります。甘い、苦い、コクを足そう、ずっと集中して、無の状態になります。
 一度料理教室に行ったことがありましたが、会話しながら料理というのが無理でした、、。

「匂い袋」作成

匂い袋

和の「におい袋」は、芳香、虫除け、邪気を払う効果があります。 におい袋は、「白檀」(びゃくだん)「龍脳」(りゅうのう)「丁子」(ちょうじ)、そして、様々な香料を調合して、甘く作ったり、爽やかに作ったりできます。
 テーマは「菜の花」です。ぱっと華やかで少し甘い、明るいイメージの香りを作ってみました。袋は「ちりめん袋」。中に和紙が縫い込まれており、香料が染み出てくるのを防ぎます。
 私が初めて作成した匂い袋は、甘すぎるぐらいの香りになりました、、。

「防虫香」作成

防虫香

 防虫香は、「樟脳」(しょうのう)がメインです。
 こちらは「桂皮」(けいひ)を調合すると、あのいかにも防虫香のツーンとした香りが、なんともまろやかな香りになります。
 防虫香は、「樟脳」メインでいけば、あまり変な香りになることはないみたいです。
 天然香料で作成した防虫香は、なんともさわやかで、いつまででも香りを嗅いでいられます。もう、市販の防虫香は、使えません笑

 一応レシピをまとめてくれてはいますが、何度も何度も調合して、香料の特徴を聞かなければ、なかなか思いどうりの香りにはなってくれません。
 偶然できた香りもまた面白く、変な香りになったとしても、それもまたおもしろいです。失敗なんてない、経験です!
 さて、次回は「練香」にチャレンジです。



 

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