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お線香作り〜キンモクセイ

モイストポプリでお線香

 2024年、龍の年。始まりました。
 さぁ、1月お線香つくりスタート~

 昨年作った "金木犀のモイストポプリ"
 簡単に言うと、"金木犀の塩漬け"です。

 生花粉末は、ほのかに甘い香りなので、金木犀の香り、とハッキリわかるには、香りが少し弱く感じるので~


 モイストポプリを使ってみようと思い立ち。
 モイストポプリは、50年以上香ると言われています。ありとあらゆる保存に使われる"塩"の力に、あらためて感服。
 お店で販売している、合成の甘ったるい香りではなくて、濃ゆい濃ゆい醗酵したような、本来の金木犀の香りを深く閉じ込めたような香り。

 

塩漬けでお線香燃えますか?

 問題はここ。学校の理科の実験で、塩は燃えないと習いました。はい、燃えません、、。
なので、なるべく塩をふるいおとし。

モイストポプリ



フィジー白檀、丁子、インセンス椨、カストリウム調合

モイストポプリを4gいれてすりつぶし、他の香原料と、調合しました。
 この時点で、もはや金木犀の香りしかしない!こねこねしながら、子供の頃のことを思い出していました。

 先に金木犀の香り。あ、秋だなぁ、と思って、きょろきょろ見渡すと、その後、金木犀の木を見つけるんですよね。
 香りってすごい、不思議だなぁ。第6感?7感?に何か関係ありそうですね。みなさんは、金木犀にどのような思い出がありますか?


お線香押し出し

 溝のある段ボールの上に、お線香押し出し機でにょろにょろ押し出していきます。ちょっと、太めの穴なので、合計22本。
 ミニ線香にすれば、44本。

お線香押し出し機で押し出して、3日ほど乾かします

乾燥して、お線香に着火GO

 いよいよお線香着火!
 結果は、、燃えた!しかし、ふわふわの白い灰ではなくて、燃えた後のお線香の残りかすは、黒くなりました。塩の融点は、800℃。これは、塩が入ったことで、完全に燃え尽きていない、ということなのだと思います。

 塩についてもあれこれ調べてみました。


 
香りは、というと。しっかりと、金木犀の香りがします。
 でも、少し煙くささが混じります。ここはしかたないかもしれないけど、もう少し、丁子を入れてみようかな。
 まだまだ改良すれば、これだ!というお線香ができあがるかも。
 うん、金木犀のお線香の出来上がり!
 出来上がったお線香は、お遍路の旅のお供です。


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