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Scrum勉強会をやってみた話

この記事は Kyash Advent Calendar 2020 4日目の記事です。
社内で実施したScrum勉強会について紹介したいと思います。

それまでの開発体制

昨年のAdvent Calendarにて「Kyashのプロダクト開発」として以下を書かせて頂きました。

昨年のブログから引き続きではありますが、私がCSM(Certified Scrum Master:認定スクラムマスター)という資格を持っていることもあり、Scrumの実践をサポートしつつプロダクト開発を進めてきました。

課題

Scrumの実践をサポートしていたものの、「自信を持ってScrumをやれていると言えるのか?」という問いに対して、黙ってしまうくらい自信がなく、その1つとして「そもそも実践しているメンバーのScrumへの理解があるのか?」と問われると微妙(これは完全に私の力不足><)で、実践しながら場面場面ではこうすると良いという説明はしていたものの、そもそもScrumとは何なのか?各Scrum Eventをなぜやっているのか?という根本がチームメンバーに浸透していませんでした(再度ではありますが、これは完全に私の力不足><

機運

このまま実践し続けるというのも大事(知識だけ入れ込むよりもやってみるのも重要)ですが、このままで良いのか?という課題感を抱えていたところ、プロダクト開発をより良くしていくために、2020年4月からのプロジェクトではガッツリScrum Masterが入り、Scrumをよりしっかりやってくぞ〜となったのが機運でした^^

勉強会の開催

既に記載した通り、「そもそも、個々人のScrumへの理解がバラバラ」だと、なぜやっているのか曖昧で、実践していることへの成果が薄くなります。故に、まずはお互いの前提知識を揃えるため、毎週Scrumの勉強会を開催することにし、これが2020年5月頭からスタートしました。

教材

そこで「どうやって前提知識を揃えようか?」と考えた際、特別なことをするよりも、まずは書物などから学びを得ることから始めるのが、準備も少なくて良いと考え、下記教材で勉強会をすることにしました。

①Web上の資料
Agile Manifest
Agile Principles
Scrum Guide
Scrum Primer

②書籍
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発

進め方

やったこととしては下記になります。

①範囲を決めて次の勉強会までに読んでくる
②読んできた中で、大事だなと感じだところや、疑問点をメモしてくる
③その感じだことを共有しつつ、疑問点は勉強会の場でディスカッション

いわゆる輪読会のイメージです。
弊社では Kibela というツールを使っているので、そこに②の部分を書いておき、それを勉強会当日に参加者で共有していく形式にしました。

番外編

それ以外にも実施したのがこちら。

・普段のScrum実践で迷ったところをディスカッション
・Scrum実践経験が長いPOからのうまくやれたことの共有
・外部から講師をお招きしての講義

下記の画像は、2つ目の外部から講師をお招きした時のスクショです。
外部といっても元弊社の方で、CSPO(Certified Scrum Product Owner:認定プロダクトオーナー)を取得したこともあり、是非その辺りのことを教えて〜というお願いをして開催してもらいました^^

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開催してよかったこと

・前提知識を揃えられた
・各Scrumイベントが以前よりスムーズにできるようになった
・PdM(Scrumの役割でPOを担う人)が全員参加していて、POの役割をチームメンバー含めて共通認識を取れた
・PdMが普段の悩みを共有して、解決アクションまで試すことができた

勉強会を開催している中で、振り返りを実施してみた結果がこちら。

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まだまだやり始めたばかりですが、以前より少しでもよくなっていることを実感しながら、かつ日々の実践から学び、かつ改善につなげれたのもよかったことの1つでした^^

現在

5月から始めた勉強会ですが、

・5月からの開催メンバーとの勉強会は8月末で終了
・今は別のメンバーで再度勉強会を実施

という形になっており、Scrumを実践できる人を増やすことを引き続き社内で取り組んでおります。

終わりに

Kyashではこれ以外にも様々な勉強会が開かれております。

上記のような非エンジニアの方がSQLを学んだり、エンジニア同士でDDDを学んだりなど。
私が実施したのはScrumについてでしたが、何事も学んでいくこと、そしてそれをTeamでやっていけること、そしてそれを推奨してくれるのはとてもありがたく、そして非常に重要なことなので、引き続き続けていければなと思っております。

こんな形で日々の勉強会も自主的におこなっている Kyash ですが、まだまだ仲間を募集中です!


もしご興味ある方はご連絡お待ちしております!

明日は @Yota Yanai による KyashでやってるAll handsの話 です!
最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございました。

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