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追記あり 文部科学省による「道徳科」の実施について 他オリンピック考など

1. はじめに

私は、大分以前から、世の中が何かおかしいと思っていたのですが、そのころは、主には「経済不況」、付随して「道徳観やモラルの喪失」「変な事件多い」が気になりました。

後者については、「いじめ事件」、「パワハラ、セクハラの類」、「無差別殺人」、「無責任なリーダー層」などなどが問題となっていました。具体的内容は省略します。

今では、両者とも、「資本主義」の、「利潤追求」や「拝金主義」が暴走して収拾がつかなくなっているためだと、私の中では判断していますが、それまでは、このおかしな社会、構造的な不況感の正体は、いったい何なのだろうかと、さまざまな書籍、情報を読み漁っていました。

2. 実は、日本再生の動きがあった

(1)  文部科学省による「道徳科」の実施

自然発生的に、文部科学省の判断で実施されたようです。

この後者の「道徳観やモラルの喪失」の対策については、実は、日本の文科省が、「いじめ問題」に端を発して、

小学校は、2018年(平成30年)から、中学校は2019年(平成31年)から、検定教科書を導入して「道徳科」を実施しています。

(関連パンフレット)

(2)  考察

正に平成の最後のイベントでしたが、決まった時は私は喜びました。

というのは、「道徳」や「モラル」は、幼児・子供時の教育の成果が大きいだろうと思っているので、

この「道徳教育」を受けた子供たちは、大人になってからでも、きちんとした「道徳観」をもって、社会生活を営んでゆくだろうと考えられるからです。(ただ、実効の有無は常にチェックが必要に思います)

私自身、比較的「道徳」や「モラル」については気にする性格ですが、それは、幼児・子供時の体験、「道徳の時間」(正式科目ではなっかった)、「保健体育の授業」、先生のお話などの影響が大きかったと思っています。

3. 渋沢栄一の「論語と算盤」より

たまたまですが、「経済」や「資本主義」の実態をつかむために、NHK大河ドラマ「晴天を衝け」でお馴染みの、渋沢栄一の著作「論語と算盤」を読んでいます。

渋沢栄一は、商売にはお金儲けだけではなく、「道徳観」「倫理観」が必要だという考えで、実践した人です。これには「論語」が最も適していると考えたようです。

しかし、「明治の終わりころにはもう、「物質文明」が進み「精神教育」が全く衰えた」との記述があります。

やはり、国としての「道徳教育」の推進が必要ですが、軍国主義に踊らされての、戦前の誤った価値観の教育は、危険だと思います。

論語的な道徳観は、今でも通用すると、個人的には思います。

4. まとめ

新要綱の「道徳教育」を受けた世代が、人間無視、自然破壊を起こす「資本主義」に、真っ向から異議を唱えだすという可能性は高いのではないか、と個人的には思っています。

しかし、未来のことは誰にも分らないことなので、「今、ここで」を大事にして、「道徳」や「モラル」に気を付けて、「資本主義」的なものの弊害に、真正面から取り組んでいかないと、今に「人類絶滅」とまではいかなくとも、苦しい生活を強いられていくことは確かなように思います。

「資本主義」の弊害について本気で考える人が、ある一定人数の共通認識になった時点で、オセロゲームの黒白の目がひっくり返るように、快方に向かうのではないか?とも思われます。

なお、一般的には、日本人は道徳観やモラルは、高い水準にあると思います。一部と言うか、同調意識からか、逸脱する場合ありと捉えています。

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(追加)

〇 青少年にオリンピックでの選手(主に日本人選手)の活躍を見せることで、彼らに夢と希望を与えて、日本再生の鍵としよう、と見る向きもあります。

美談があり、また、アスリートを目指す青少年には適するのかも知れませんが、しかし、現在の日本の停滞の本質は、そこにはないと思います。

「資本主義」の弊害を考えて、対策を講じて行くことこそが、現在、日本(世界)に課せられた課題だと、個人的には思います。

また、お金かかり過ぎ、利権がらみ、商業主義、コロナ禍の感染拡大などの、負の面も良く考えなければいけない問題だと思います。

〇 コロナ禍の感染爆発的拡大ですが、正直言って、「集中病棟設置」とか、補助金を出して「店舗の営業休止」など、生きたお金の使い方をして、早急なる拡大阻止をして欲しいと思います。逆に言うと、ムダ金が多すぎます。

〇 選挙制度として、国民皆投票制にして、「該当者なし」の項目を追加する、という方法が考えられると思うのですが、強制力の問題があるとは思いますが・・・。(そうしなければ、民主主義の手続きとして、真の国民の声を反映できないと思われますので)

多分、衆院選以降の政治の流れは、「持続可能な社会の実現」の方向に進むと思われますが、また、そうならなければ人類や日本(人)の未来も不確かなものになると考えざるを得ません。これは、個人的な意見です。

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コロナ禍や、大雨による被害、気象・天候異常などが多発している現在、個人的にも心配し、原因や対応方法を検討している一愚民の意見として、このような考えもあるということで、まとめてみました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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