【2023年度を振り返る】「活動報告・感謝の会」を横浜で開催しました
社会的養護の現状と課題
社会的養護が必要な若者(以下、ユース)は児童福祉法のもと原則として18歳になると自立が求められますが、同時に以下の様な問題に直面します。
・過去受けた心の傷から人付き合いが苦手
・保証人がおらず銀行口座や家の賃貸契約が難しい
・頼れる大人がおらず、孤独と不安を抱えてしまう
これらの問題からユースが施設を退所したあとに孤立するケースが多く、継続した支援が必要となっています。
法人当ではこうしたユースの支援を実施しています。
多くの企業様に支えていただいた1年
2023年度は昨年に比べて相談件数が増加したほか、新しい取組をスタートさせるなど、企業様のご支援を糧にユース支援の幅を広げることができました。
本当にありがとうございました。
ご寄付、ご協賛いただいた企業様はこちらからご覧いただけます。
夢の宝箱はまだまだ駆け出したばかりの団体で、運営の人数も少ないのが現状ですが「困っている、助けを求める子どもや若者に手を差し伸べる」――この言葉を胸に、精進してまいります。
相談員拡充に向けた「マンスリーサポート」
夢の宝箱が新しく行っている寄付・支援方法を「マンスリーサポート」と言います。
1カ月1,000円からご支援いただくことが可能で、主に相談員の拡充・相談所の設置のために活用させていただくものです。
ささやかではございますが、金額に応じて以下の通りにお礼をさせていただいております。
1人の相談員が月に対応し続けられるユースの人数は、これまでの経験上、5名〜6名ほど。
人件費や経費を含めた1人あたりのコストを人数、日割りで計算すると、1日2,000円でユース1人の相談を受けることが可能です。
関わる全ての人で、ユースの心の支えになれていければ嬉しく思います。
単発(ワンスサポート)でのご寄付も募っておりますので、ぜひご検討下さい。
「感謝」で締めくくり
2023年12月11日にはグレースバリ関内横浜の会場をお借りして、活動に協力いただいた企業、団体、学校などのご関係者様に向けた「2023年度 活動報告・感謝の会」を開催しました。
年末の忙しい時期にも関わらず34名の方にお越しいただき、夢の宝箱2023年度の活動報告、2024年度活動計画、社会的養護の現状、今からできる支援等を共有させていただきました。
歓談の時間には、来年度の取組に向けたアドバイス等もいただき、スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
2024年度からは、ユースを継続的に受け入れられる体制作りに関わる新しい事業がスタートします。現在、既に準備を始めているところです。
今後とも夢の宝箱をよろしくお願いいたします!
【支援の呼びかけ】
現在、寄付や寄贈、ボランティアを募集しております。
未来ある若者たちの支援にご協力いただけますと幸いです。
文:中村愛(https://twitter.com/love_chanchanch)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?