僕、校正だけどチェッカーではないのでよろしくお願いします

僕が思うに、クラウドソーシングが普及して大量な記事発注が可能になったことが影響して「チェッカー」と「校正校閲」がごっちゃになってきた印象があります。

僕=チェッカーさん

と思い込んで話しかけてくる方もいるのですが、僕は校正さんです。チェッカーではありません。

チェッカー仕事もやらざるを得ない状況ではあるけど、正直、チェッカーさんと校正校閲の人間はやる仕事の質が違うと思ってるので。

・チェッカー=誤字脱字を見る。レギュレーションを確認しながら大量発注記事の統一性が取れているかを見る

・校正校閲=誤字脱字を見るのは当然として、情報の信頼性担保に寄与するために流力する

てな感じで、かなり違いがあると思っています。

「情報の信頼性担保」と書きましたが、最近ありがちな作業をちらりと紹介しようかと。

ライターさんが公的機関や外国の企業が発表したデータを引き合いに出して原稿を書いていたとします。

「2014年に米国のA社が発表したデータによると……」

これ、このnoteの執筆時点(2017年)から見て3年前のデータです。古すぎます。

年次データの場合、最後に発表したのが2014年なら、また2014年に特筆すべきトピックスがあったのであれば、特段問題はありません。

ただ極端なことを言うと、最新のデータが出ているのにもかかわらず「2014年の……」と書いているのは、もともとのデータを確認する努力を怠っていて「他メディアの記事をパクっているんだろうな」と想像しています。

肌感覚では95%ぐらいは合っている気がする。

正直、最新のデータはライターさんが確認するのがベターだと思っていますが、英語を一生懸命翻訳して、難しい行政用語をかみ砕いて、データをあさるのがWeb業界における「校正さん」の現状です。

元データもきちんとライターさんが見てくれると楽なんだけどなあ。

どこまでがライターの仕事で、どこまでが校正さんの仕事かーー。

線引きは難しいですが、お互いがもうちょっと気を遣えるようになればネットの記事ももうちょっと良くなっていくのかもしれないですね。




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