武装中学生TRIGGER GENEプロット1

8年ほど前に参加した武装中学生という企画のスピンオフの

コミカライズで使用したプロットを見つけたので公開します。

現存するのはコミカライズされ公開された8話分のうち

8話から以後未公開分ストーリーの部分で

自分自身のメモ代わり的な意味合いなのでストーリーや設定等の解説は割愛いたします。

(6話までは編集部主導でストーリーを作っていた事と7話のプロットが発見出来なかった為です)

読んで何となくこんな感じのお話で物語が進んでいく予定だったんだなと

思ってくだされば良いかと思います。

加筆修正はしていないので誤字脱字等があるかも知れません。




メインキャラクター

【ファースト】主人公


【セカンド】中東で反政府ゲリラに占領された村の解放作戦に参加
      作戦は成功し村人から歓迎される
      戦うことでアイデンティティを確立している
      彼女にとってその瞬間は最良の時だったが
      その後サイドのゲリラからの反撃で部隊もろとも
      村は壊滅してしまうことでそのアイデンティティが
      大きく傷ついてしまう。

【(ナンバー)ゼロ】ファースト、セカンドよりも年上
          彼女達の存在が発覚する前に研究グループ(米国?)
          が独自に生み出した試作の実験体。
          ファースト確保と同時に役目を終えたとして
          現在空母内に軟禁中。
          誕生時から遺伝子が不安定のため
          テロメア延命の為の薬物が欠かせない。
          それがファーストやセカンドへの数々の
          研究に転用されている。
          それが彼女たちを確保した後すぐに
          研究を進行させられた要因になっている。
          (ファーストが空母を脱出する際の切っ掛けと
           ファーストのパートでのアクションシーン補完の為の
           新キャラクター案)
          役目を終えたと同時にテロメア延命の為の対処も
          停止されたために事実上の死亡宣告をされている為
          反乱を起こし延命の為の薬物BOXと共に
          ファーストを連れて空母を脱出。
          しばらくの逃亡の後薬物をファーストに託し
          真田と合流後死亡。
          ファーストのテロメア崩壊を視野に入れ
          残った薬物を渡すのと同時に自分の(セカンド含めた)
          行く末を見せつける事になる。 
          性別は女性。

          ファースト達より年上。               
           武装高校生といったイメージ?
           国籍(人種)は未定。
          *脱出と逃亡の目的の一つは「外の世界を再び見ること」
           「普通の少女として振る舞い街を出歩くこと」等
           それらの価値観がファーストに影響を与える。

【真田】 ファーストの父親で元公安局の刑事

【小夜子】 ファーストの母親で遺伝子関係の科学者

【クリス】 ファーストたちが絡む事件の調査に参加した傭兵


*真田とファーストが合流後再び研究を進める組織からの逃亡を続けるが
 ファーストの体調の問題に絡み組織とコンタクトを取らざるえなくなる。

*ファーストとセカンドを合わせないようにしたトリガーを仕込んだのは
 組織が研究を成功させないようにする為に小夜子が仕込んだトラップ。
(後日小夜子はそのことを悔やむ事になる)
 双子にした事自体彼女たちに仕込んだ遺伝子情報などを分割して
 撹乱することが目的。
*その事で実験の一環で切り捨てようとしたセカンドが必要になる。

*************************************
7話~ラスト分はクリスたちの脱出劇が中心
その後の展開を予感させる落とし方。
戦闘行為が中心になったセカンドの様子なども見せる。
【ゼロ】を使う場合彼女の反乱の混乱に乗じてクリスたちの脱出が成功する。
その際研究の為に空母に積まれていた試作パワードスーツを乗り回す。
その試作機がセカンドの部隊に実験的に配備されている。
(後の反政府ゲリラからの解放作戦の成功も失敗も
 その試作機の存在に影響される。
 作戦失敗は試作機の起動時間の限界などの性能不足が原因)
その試作機もトリガージーン計画の一環。(これらが本編に繋がる)

*8話プロット

空母内通路にいる特殊部隊
A*「ブラボーが侵入者Bと交戦開始
チャーリーは侵入者Aを追っています」

隊長*「我々はゼロを追うただし殺すな
手足は無くても良いそうだが」

A*「いいんですか?」

隊長*「・・・また「生やせば」いいんだとさ」

B*「モルモットは辛いですね
・・・!!」

彼らの目の前に現れるゼロの歩行兵器

ゼロ「ハロー!」


内蔵されたチェーンガンを射つ
瞬時にミンチになる兵士たち

ゼロ(舐められすぎだな ホント)

特殊部隊と交戦中のクリスたち

部下「手強いですね」

クリス「米国製の特殊装備
CIA辺りの肝いり部隊かもな」

クリス「弾はあるか?」

(装填しながら)
部下「これであと2ケースです
いや…死体から回収したので4ケース」

クリス「それでも結構際どいな」
(ドラムマガジンを外す)

*「散開!散開しろ!!」
突然の叫び声とともにチェーンガンの音が鳴り
クリスたちと交戦していた兵士達の肢体がバラバラに吹き飛ぶ

クリス「!?」

隠れたまま様子をうかがうとゼロの歩行兵器が横切るのが見える

部下「…あれは?!」

クリス「…」


それに向かい生き残った兵達が銃撃するが全て弾かれる

*「ランチャー使用の許可を!!
許可はいらん すぐに持って来い!」

一方的に蹂躙され壊滅する部隊

ゼロ「道に迷いすぎ…ナビ!もう一度スキャンして」

ピピッ

避難するクロウフッドとファーストとゼロがはち合わせる

二人を確認
ゼロ(…)

右腕のプッシャーでファーストの脇に居る兵士を吹き飛ばし
ファーストを確保する

前ハッチを開きクロウフッドと対峙するゼロ
あのまま大人しく閉じ込められてると思った?
チェーンガンを向ける

クロウフッド「俺が憎いか?」

ゼロ「あんたとこの子のお陰で立場なくなるわ
挙句に閉じ込められるわ…後は私を無かった事に?」

クロウフッド「誤解だな
君のワガママが過ぎるから
反省してもらおうと思っただけさ
その後はこれまでどおり…」

警備兵たちが駆けつけ銃撃を浴びせてくる
とっさに背を向けそれを避けそこから去る

クロウフッド、「ファーストに弾が当たる」と警備兵達を制止する

ゼロに捕まったファースト
(ファーストは怪訝そうに睨みつける)
ファーストは自分がさらわれた時に一度ゼロの顔を見ており
その際の「淡路工科学院のテロ事件に関与しているのか?」と聞く
そう聞かれたゼロは真面目な顔をして
現場にはいたが作戦自体には参加しておらず拒否をした
その後にクロウフッドやその一派から「失敗作の烙印」を押され監禁状態にされた
と答える。
(ゼロやその関係一派を追いやるための切っ掛け)
 


エレベーターが開き格納庫にでる
待ち構えていた兵を倒す
ヘリ(AH-1ヴァイパー)の近くまでダッシュしファーストを離し歩行兵器を放棄
荷物を取り出しヘリに積み込む

ゼロ一人ヘリに乗ろうとする所にファーストが
ここから出てどうするのかと聞くが
それには答えられない

ファースト呆れて
考えてないの?と言葉を続ける

じゃああなたはこれからどうする?とゼロが問うと
答えられないファースト

しばらく無言の二人
そしてゼロが口を開く

ここにいるより外に出た方が未来があると思ったから
あなたはどうする?
(ファーストの)友達や知り合いを多く殺したり傷つけた連中を信じて
ここに残るのか?


駆けつける兵士たち
それに気付きワイヤレスマイクで無人の歩行兵器に煙幕弾を撃つように指示をする
煙幕で視界を奪われ右往左往する兵士たち

ゼロがヘリに乗ろうとすると
ファーストも乗り込もうとする
苦笑いをして
後悔するなよと声をかけ
ガンナー席に座ったファーストに荷物を持たせる
焦るファースト

ゼロ「それでは参りましょうかお嬢様」

脱出時起動したファランクス(空母防衛用のガトリングガン)に気が付き空母の装備の一部を破壊する
飛び去るヘリを仮面のボートから見ている真田たち

*司令部*

小夜子「ゼロとは?」

CIAアダムス「ゼロは我々が作った人造人間だ
企画がちがうのでファーストと
行動を共にしても何も起こらないようだがね」

小夜子、ニヤリと笑いアダムスがそれに気がつくが
意味がわからず触れない

小夜子「(四角いものは丸い箱に隠し
 丸いものは四角い箱に隠す)」

小夜子「せっかくあの二人を引きあわせられないように
したのに
想定外の存在がいるなんて
肉体や精神的変化ではなく自身と似た存在と引きあい
運命因果律とも呼べるものを引き込む
それが螺旋を描くように彼女たち…いえこの事に関わった者
全てが巻き込まれる」

補足(知能の高さと攻撃性、捕食動物の特徴、狩りをする際の経験の蓄積、
 そこから来る先読み能力など。
 科学の発展のための犠牲やモラルへの無頓着さが知的なもの
 進化における貪欲さなどと倫理観は相容れない?)

アダムス「(狼狽を隠しながら)何のことだ?」

小夜子「私はサイコロを作った
でもそれを振ったのは…?!」

補足(責任放棄、転嫁?)

・・・

セカンド
中東某所
作戦開始直前
他の兵士たちとは離れ虚空を見ている
猫耳のフードを被り
手を見る

隊長が呼びに来る
猫耳を見てユニークだなというと
セカンドはそれを外しながら
これを被っていると余計な物が私の中に入ってこない
と答える
(場合によっては猫耳を指してよく音が聞こえる、気配がわかると
 矛盾した答えもする)
(自閉症気味の症状を見せていて、後日医師にそれを指摘されるが
 同時に戦闘能力の向上との因果関係も研究されていく)

後日談

大阪城前
もしくは車内
クリス側
囮に使った日本を離れる
ファーストに関する資料だけは渡す様に指示
(情報提供は約束でもあるしそれで動けば撹乱にもなるだろうという思惑)
真田側
何故かバレても居ないし咎めもない
その不自然さから日本政府や警察側の思惑を想定する
(自分は利用されているのだろう、政府にもそしてクリスにも
ただし利用される事で真実に近づけられるならメリットはあるという思惑
 それを拒否した時点で自分はこの舞台から降りることにもなるので
選択の余地はない)
あなたの欲しがってる情報をお渡しします
ただし一部は当社の機密に関わる事ですので
全ての公開は出来ませんが

必要になったら礼状取って
貰いに行くさ

大阪城に近づく車

そして日本のどこか(京都?名古屋?)
を歩いているゼロとファースト


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