乙女×文楽2発売中です、という告知と反省会。

Kindleインディーズにて乙女×文楽2を無料配信しています。
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*以下の販売版とは内容が一部異なります。
ページ先のリンクから一巻も購入できます。

BOOTH
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DLsite
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BOOK☆WALKER
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表立って…というのは変ですがTwitterやあとがきでは「概ね満足な出来」

とは言っていますが実際には不満がないわけではない、というお話。

まず第一にやっぱりネームが多くなってしまったね。という点。

元来ネームの多さは昔から色々な所で指摘されており一巻では

そこを意識したので比較的上手くコントロールできたのですが

今回の2巻の特に「破」での可淡とラスプーチンとのやり取りでの

ネーム(セリフ)の多さ。

これに関しては只々自分のスキルの無さゆえの結果です。

今作は元々一巻より先に出す予定でしたがシナリオが進まなかった事と

一巻を先に出すほうが敷居は低くなるだろうという考えからでした。

とはいえ一巻の時点でも説明不足や不明な点が多く出てくることは

周知してのことなのですが、何故そうなってしまったのかという

諸々の言い訳をさせていただくと、

本来なら最初から発表予定だった本編とする物語はエピソードを積み重ねながら

姫宮可淡やそれら周辺にまつわる事柄を解き明かしていくという構成で

最初から可淡の正体等を明かすという形では有りませんでした。

それが商業での発表がご破算になったのが確定した時点で

一巻の1話と2話の完成原稿と3話のネーム

そして2巻の「序」までがほぼ原稿が上がっている状況なのでそれらを

電子書籍ですが自費出版しようという経緯でした。

そして当然ながら作品の設定等はいきなりの唐突感にぶち込まれる事になるわけです。

とはいえそれを軽減するための構成や演出は自分の力の及ぶ範囲で行いました。

なので一巻に関しては何とか形には出来たとは思っています。

ただ問題なのは2巻の「破」です。これは重ね重ねですが

自分の不徳といたすところ、としか言えないです。

そして2巻の制作が遅れたのは「破」での可淡とラスプーチンとのやり取り部分が

どうしても出来なかったというのが最大の理由です。

あそこが物語やテーマの要なのでその部分のメモ書きは膨大な量になって

収集付かなくなり一時的に放棄しました。

それを上手くまとめて形にできれば合格点なのですが、やっぱり

改めてみるとセリフ多すぎですね。

エピソードで見せるのが常套手段で正攻法なのですがページ数が増えて

作業自体終わらない事態になることと、製作中であった期間は色々な状況が重なり

精神的な余裕がなかった事が拍車をかけたと思います。

当時もその自覚は有り、落ち着くまで作業を止める選択も考えましたが

そこで遅れを作ると取り戻しのために結局余裕がなくなるので意味がないし

完成させる方が建設的であろうと思い作業を進めました。

……まぁ商業誌ならあそこのネームに関しては絶対担当編集にどうにかしろと言われる部分でしょうね。


最後にですが、2巻の内容は本編内で想定したエピソードの一つの中で

現代でナースチャが関わる話の中で語られる断片的な話として

長くても30ページほどの回想録という位置づけで描く予定で

商業の話が頓挫したのでそれを一巻のオムニバスの中の一編として

構成し直すつもりでしたが(なので元々は4話構成でした)

どんどん欲が出て単独エピソードとして一冊分にしたという経緯です。


色々と言い訳を述べましたがそれでも気に入っている一冊なので

良ければ感想を、というか是非ともご購入ください。

伝奇もので綺譚で百合な作品というその手のものが好きな方にはご満足いただけると思うので。

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