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「推し活」に流されないために


「自分のアイドルへの想い」
「自分のアイドルの応援の仕方」

について、ずっと書きたいと思ってきたけど
書くことをずっと躊躇っていたところがありました。

自分の想いを書くことに何の意味があるのか。

自分が発信することで読んだ人が
否定されたように思う人がいるんじゃないか。


でも、書くことに意味があるのかもしれないとやっと思うことが出来たので、これから書き始めようと思います。

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私には、いわゆる「オタ活友達」「推し活友達」
と呼べるような友達は、全くいません。

どこに行くにも一人(たまに、母か姉と二人)です。

SNSで繋がっている人もいません。
フォローしているのも、公式だけです。

誰かに感想を話したいな、と思う時には
全くオタクではない友達や家族に聞いてもらっています。
(これは、若干迷惑かもしれません。笑)

私は、いつでもアイドルと1対1でずっと向き合ってきました。
私は、アイドルだけを見ていれば充分で、
周りのファンがどうあろうと、何を思おうと、
何をしようと、私にとっては関係のないことなんです。

自分の感想や、ライブの思い出、
アイドルとの思い出をSNSにあげることもしません。
その代わり、忘れたくないことは全部ノートに書き溜めています。
私だけが覚えていればいいし、
私だけが思い返せればいいと思うからです。


(もちろん、共有している人のことが嫌だとか、
共有する必要が全く無いとは思っていません。
あくまでも私の話と思って読んでください。)

これは、私が影響されやすい性格だからというのもあります。
誰かの感想を、誰かの視点から見たものを、
それが真実だと思ったり、
自分の思ったことだと勘違いしたくないからです。

最近の、「好きなアイドルを共有して分かち合おう」「誰かと推し活を楽しもう」というような風潮は
私には合っていないなと、痛感しています。

わたしにとって、アイドルは
「自分の心の中で、大切にするもの」
だからだと思います。

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ここ2、3年で、世の中はすっかり
「推し活」ブームですね。

誰もに「推し」がいて、
大っぴらに「自分の好きな人はこの人です!」と
色んな方法でアピールしても、誰にも嘲笑われたりしない時代になりました。
むしろ、そのアピールが「好きということ」「好きの大きさの物差し」になりつつあるかもしれません。


私は先日29歳になりましたが、
アイドルを好きということがこんなに肯定的になる時代が来るなんて
夢にも思っていませんでした。
(「推し活」はアイドル以外も指しますが、ここではアイドルだけについて言及したいと思います。)

私は長いこと、「アイドルが好き」というのは
現実逃避だ、無駄だ、キモイ、オタク、
幼稚なことというような風潮のある時代の中で生きてきました。

じゃあ、生きやすくなってよかったですね。
と思われるかもしれないですが、私はそうは思っていません。

私は、私の好きなアイドルのことを「推し」とは呼びません。
私は、アイドルを応援することを「推し活」とは呼びません。

めんどくせー、この女。
と思われるでしょう。でも、どれだけめんどくさいと思われても、そう呼びたくないのです。


私は、「推し活」なんて軽い言葉でまとめられるような気持ちで
アイドルを応援していないからです。

ものすごく重い意味で、「推し活」という言葉を使っている人がいたら、それはすみません。
でも、どうしても私は「推し活」と呼びたくないのです。

だったらいっそのこと、「現実逃避している、キモくて、無駄なことをしている幼稚なオタクです。」と自己紹介したほうがよほどマシです。
本気度が違うと思っているからです。
(あくまでも主観です。)

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私にとって、アイドルは「一緒に生きる人」です。
私が「このアイドルを応援していくぞ!」と決める時は、
人生を一緒に生きる覚悟ができる人に出会えた時だけです。

私は、毎年初詣で自分の好きなアイドルの夢が叶うように願います。アイドルの幸せと健康を願います。
自分の夢は、自分が頑張って叶えればいいし、
幸せも健康も自分で掴めばいいのだから、
アイドルの夢が叶うように、アイドルが幸せで、健康であるように願いたいんです。

これが、馬鹿みたいだと思われることも知っています。
でも、馬鹿みたいだと思われてもどうでもいいです。
それぐらい、本気でアイドルを想っています。

本気だからこそ、真剣だからこそ応援していて
悲しくなることも、辛くなることも、悔しいことも、しんどくなることも沢山あります。

でも、そのくらい本気で応援することが
自分にとっては意味があると思っています。

楽しいだけ、幸せなだけ、なにかをもらって自分だけ気持ちよくなって終わるだけなんて、絶対に嫌なんです。
むしろ、私が幸せになれなくてもアイドルに幸せでいてほしいんです。

ここまで真剣になって初めて感じる想いがあることも知っています。


だから、どこか消費的な「推し活」という言葉を、
私はこれまでもこれからも選ばないと思います。

私のような想いを持っている人は
きっと他にもいるのではないかと思います。

そういう想いを持った人は、SNSでバズり目的で投稿なんてしないでしょうから
出会うことさえも難しいと思います。

もし、そんな人がこのnoteにたどり着いてくれるとしたらとても嬉しく思います。

そんな人に出会ってみたいから、
このnoteを書いているところもあるのかもしれません。

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昨年末に、25年来の幼馴染が、
私がアイドルについて話していた時に

「昔からうさこはアイドルが好きだけど、
うさこは、いつでも自分のことよりも
アイドルのことを優先してるなと思う。
長い間、アイドルを応援していると普通は
自分の欲を満たすことに流されてしまうのにすごいね。」

と言ってくれました。
私にとっては、もの凄く嬉しい一言でした。


私は「流されたくない」からひとりでいるのだなと思いました。

「推し活」というブームに流されたくない。
これからも揺るがずに自分の信念を貫きたい。

たとえなんの意味がなくても、
noteに私の想いを書きたかったのはそれが最大の理由だと思います。


この記事自体が、誰かの否定になってしまうかもしれないと怖くて何度も書くのをやめようと思いましたが、
私は誰のことも否定するつもりでは無いです。

私は私の世界で生きているし、
他の誰かは、その人の世界で生きているし、

見ているアイドルがたとえ同じだとしても、
見方は数え切れないほどあるのだから

私の想いも他の誰かの思いも
どちらもあっていいと思っています。

私は、自分の応援の仕方が正しいだとか、
私の方が良いファンだと主張したいなんて一ミリも思っていません。
そもそも、ファンなんて一律同じところにいるので
言いも悪いもありませんから。

そういう意見もあるんだな、と読んで頂けたら嬉しいです。
そもそも、読んでくれる方がいるのかも分からずこのnoteを書いています。それが一番恥ずかしいです。


これから、よろしくお願いします。



ゆめの うさこ

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