【ぴくっ06 中学受験挫折、教会の牧師に受け入れられる】

当時、ぼくは膨大な量のビックリマンシールを所有してました。
それらのシール全てを購入してくれたのは母ですが、
ぼくは自分の宝物として大切にしていました。
同級生の芳山君からいただいた二個のアルバムに、
一枚一枚差し込んで保管しました。

ある時、ぼくが積極的に勉強しないことが母の癇に触れ、
母はビックリマンシールのアルバム二個を中のシールもろとも、
ハサミで木っ端微塵に切り裂いたのです。
ぼくは黙って、
肩や首に力を入れるトゥレットをして堪えました。

その後は勉強しようとしても苦痛で、
テキストの内容が頭に入らなくなりました。
学校でも塾でも奇声をよく出すようになり、
テストのときは空いてる部屋に移り、
一人で使わせてもらうようになりました。

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