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寂しささん、こんにちは

昨年から、家族以外の人と会う機会がとても少ない状態が続いている。メールやライン、zoomなどのつながりはあったけれど、リアルで会う機会は少なかったと思う。

私はひとりで過ごすのが苦にならない方だ。むしろ、ひとりの時間を確保したいと思っている。

それでも、「人恋しさ」がむくむくと湧き上がってくることがある。理由は説明できなくて、ただ寂しいのだ。ひとりでいる時に急にどうしようもなく寂しくなって、

「わ~ん、寂しいよう」

って、叫びたくなる。思い切り叫んだら、楽になるのだろうか。

夫と一緒に住んでいるし、息子もちょくちょく帰ってくる。多いとは言えないが連絡を取り合う友人もいるのに、どうしてだろう。「宣言」が出たせいなのか、冬枯れの季節のせいなのか。

こんな風に寂しい時は、もう思いっ切りその気持ちに浸ってしまう方が浮上しやすいような気がしている。

「寂しいはずはない。寂しくなんかない。」
って自分に言い聞かせても、寂しいものは寂しいのだ。

だから、心の中で、
「うんうん、人間だから寂しい時だってあるよね。」
って言いながら、

甘くて温かいものを飲む(たいてい、ココア)。
泣ける映画やドラマをみて涙を流す(最近涙もろくなって、すぐ泣く)。
布団に入って寝る。

こうやって書き出すと、私の寂しさ対処法って小学生並みかも。それでも、自分なりに編み出した対処法で、それなりに役に立っている。

たいてい、そうやって「寂しいモード」をしばらく続けたら、何かしらそのモードを抜けなきゃいけないことが現れる。どうしてもやらなきゃいけないこと、家事だったり仕事だったり、誰かとの約束だったり。そうして、むりやり布団から出て、動き始めたら「寂しいモード」からいつの間にか抜け出せる(我ながら単純である)。

でも、本当はひとりで「対処法」をするより、誰かにギューっとしてもらいたいのかも。

寂しさと向き合うと、人のあたたかさが私にとってとても大切なんだと気づかされる。

そばにいてくれる人、気持ちに寄り添ってくれる人に感謝して大切にしよう。

誰かにとっての「あたたかさ」に私もなれたらいいな。

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