見出し画像

愛のかくれんぼ



「愛」はかくれんぼが
とても得意だと思う。

人の心の中に
上手に隠れる。




滅多に褒められることがなかったのは
褒めることによって


現状のままでいいんだ、と
私が調子に乗るのを
防ぐためだったのか?と思う。



本気で大声で怒鳴られ、
叱られたのは

どうしてそんな行動をとったのか

なぜ、気づかないんだ、と
本当は悲しかったんだとおもう。


ピリピリと怖いオーラを放って
人を寄せ付けないときは

現状をどう打開していこうか
懸命に考えていたのだとおもう。


これはお世話になった
上司の隠れた愛情のおはなし。




すべて、根底には
愛情が隠れている。


そしてそのむかし、
夫はわたしと
険悪なムードになると


何も言わずにひとり家を出て
いつも一晩は帰ってこなかった。

わたしは本音で語り合うことで
信頼関係を気づきたいと思うひと。


わたしには夫はただ現実から
逃げてるだけの人に映っていた。


でも彼は距離をとって
1人で冷静になって
物事を考えていた。 

感情的になれば
理性が効かなくなり妻のわたしに
手を上げてしまうかもしれない

余計なことばをぶつけて
しまうかもしれない

寝ているこどもたちを
起こしてしまうかもしれない


様々なリスクを避けるために
家出を繰り返していたのを知ったのは
随分後になってから。


わたしには
目に見えない愛だった。


一見、この人の行動
信じられない、と幻滅しても

その行動の裏には複雑に
愛が上手にかくれんぼしている。


目の前の人の言葉や行動に
隠れた"愛"を

上手に
みいつけた!と


できる人が、

どんどん豊かに
なるのだとおもう。

人の数だけ
愛情表現の仕方はちがう。

だから、こちらの方から


いろんな角度から
覗き込むのだ。


あるときは横から、
あるときは斜め上から。


下から、

うしろから。





女の子をいじめてみたり、
わざとからかう男の子。

実はその女の子のことが
好きだった、

なんて話は定番である。


この人、わたしのこと
嫌いだからそういう言い方
行動するんでしょ?、な人こそ


もしかしたらとっても
好かれているのかもしれない。




ぇ!そういうこと?!

と変化球を持っている人も
いるから、この世はおもしろい。




それでも

この人なんか嫌だな
生理的に受け付けない、、

無理やわ。

とおもうひとは


そういう芸風なんだな、と
おもうと笑えてくる。←



見方を変えると

世界はとてもやさしい。

とても愛であふれている。



人、物、出来事、のなかに

上手に隠れた
愛を探すことがたのしい。


きょうも、あしたも、

わたしはかくれんぼの鬼です。


見つけるのが
だんだん得意に
なってきたようです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?