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2023年 温泉巡りを振り返る 印象に残った温泉10選〜いいお湯編〜


去年は「振り返り」の記事が書けなかったけど、今年はなんとか書けました。先にアップしたのが「タイル編」大好きなタイル浴槽の温泉を選びました。
今回は「いいお湯編」です。

温泉にはなかなか甲乙つけられないので、ランキング形式はやめて10選にします。なので、①だから一位ってわけではありません。2023年に訪問した順番になっています。記事もリンク貼りますので、もし行かれる際には参考にして下さいね!

タイル編はこちら

①山口 柚木慈生温泉

素晴らしい炭酸泉でした。含二酸化炭素-ナトリウム•カルシウム-炭酸水素塩•塩化物冷鉱泉。

炭酸がプチプチはじけます。個性的なお湯です。
加温してますがふんわりなので、泡付きも楽しめます。なかなか出られない魔法のお湯。

②山梨 佐野川温泉

ふんわり硫黄が香る、つるとろのお湯です。アルカリ性単純硫黄温泉。源泉30度なので加温浴槽もありますが、露天風呂は源泉まま。夏にピッタリの温泉です。

源泉ままの露天風呂
湯口。気泡があり白濁しています。お湯が新鮮な証拠。泡付きも楽しみましょう。
内湯は加温と無加温
加温浴槽湯口

③北海道 恵山温泉旅館

酸っぱ渋い明礬泉。福島の微温湯温泉二階堂さんのお湯に似ています。酸性・含鉄(Ⅱ)・アルミニウムー硫酸塩温泉。源泉 40.2度で、絶妙な温度!

うっすら緑色
湯口からドバドバ!

お湯が新鮮で泡付きがあります。珍しい泉質なので一度味わっていただきたいお湯。
廃業危機のようなので、行かれるならお早めに。

④岩手 国見温泉 森山荘

豪雨の中訪問しましたが、その価値がある素晴らしい温泉でした。泉質もですが、きれいな色まで楽しめます。

バスクリンのようなグリーン
湯口

きれいなグリーンのお湯。含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉。自然にこんなきれいな色のお湯が湧くなんて不思議。
そして、朝一番のお湯は?

白い!
パリパリをかき分ける快感

朝イチのお湯は白い膜で覆われています。
隣の石塚旅館も同じ源泉なので緑色です。

⑤富山 湯谷温泉旅館

旅館とありますが、今は日帰り入浴のみです。このように、日帰り入浴だけでも続けてくれるとありがたいですね。
こちらはお湯が素晴らしい上に、湯量が半端ないんです。源泉爆流しとでも言うのかな?笑

溢れ方が尋常じゃない
上から見た図

小さな石作りの枠内が湯船なのだが、木枠までまるで湯船のようになってる。ふんわり硫黄の香り。ナトリウム•カルシウム-塩化物泉。

湯口からプシャー!
お湯が新鮮すぎて白濁

お湯が新鮮だと、気泡が含まれるため白濁したり、体に泡が付きます。源泉39度なんで、加水も加温もなし。全て完璧なお湯でした。

⑥鹿児島 江之島共同浴場

桜島を望む錦江湾にある小さな温泉。佇まいが大好物な上にお湯も極上でした。

湯口

ふんわり硫黄の香りに白い湯の花が舞う極上湯。
ナトリウム-塩化物泉。しっとりしたお湯。湯冷めしません。

⑦鹿児島 某温泉(霧島市)

ごめんなさい、詳細は明かせないのですが霧島市にあるテントの温泉です。

湯口

オレンジの湯の花が舞う炭酸泉。シュワシュワで炭酸がパチパチはねます。ぬるいので炭酸が抜けないんですよね。
囲いがあるのでハードル低いです。ぜひ白テントを見かけたら入ってみて下さい!

⑧新潟 松之山温泉 みよしや

日本三大薬湯温泉の一つ「松之山温泉」他は兵庫の有馬温泉と群馬の草津温泉。

小浴槽
大浴槽
小浴槽湯口。激熱90度源泉

松之山温泉には数軒の旅館がありますが、湯使いから言えば「みよしや」一択でしょう。他は循環利用が多い中、みよしやさんは掛け流しです。
源泉が高温のため、加水を余儀なくされますが、大小の浴槽があり、貸切な上に小浴槽は自分で加水調節出来るというなんとも贅沢な湯使い。

大浴槽湯口

ナトリウム•カルシウム-塩化物泉。成分16g超えの薬湯に相応しい濃ゆいお湯です。特徴はアブラ臭。石油の匂いがするんです。
そんな濃ゆい個性的なお湯も、循環してしまったら台無しになってしまう。

⑨熊本 辰頭温泉

行ってきたばかりで旅行記が追いついてないんですが、とってもよかったので先にご紹介。来年は辰年ですしね。

内湯湯口。お湯の気泡で白濁しています。

日帰り施設です。ナトリウム炭酸水素塩泉•塩化物泉。適温のお湯がドバドバ掛け流し。
地元マダム達で湯口が取り合いでした。でも、譲ってくれたりして地元ルールがあるみたい。
露天風呂もあります。

公式サイトより

⑩群馬 漣温泉 のぞみの湯

こちらも行ってきたばかり。群馬が今年の湯納めとなりました。立ち寄った共同湯です。
宿泊がSNS、ネット公開不可の旅館だったので、旅行記は公開しません。

素朴な脱衣所

営業が17時からなのでなかなかハードルが高い。17時前でしたが、掃除に来たマダムが入っていいよー!と快く迎え入れてくれました。

ふんわり硫黄の香り。アルカリ性単純泉でツルツルの浴感が素晴らしい!源泉が23度と低いため、加温していますがまた湯温が絶妙。

湯口

マダムに200円でこんないい湯に入れないよー!と言われたが、確かに。
流行病で外来者が追い出されちゃってね、今は開放してるけど利用者が少なくて…と嘆いていました。ちょっとわかりにくい場所(Google mapにはあり)ですが、近くに行かれたらぜひ寄ってみて下さい。営業時間が17時〜20時半で短いのですが。

最後に

2023年に訪れた温泉は125湯。北海道から九州まで行っちゃいました。そして、私の拙い旅記録を読んでいただいた読者の皆さま、ありがとうございました。

2024年も、全国のボロ、あ!違う、鄙びた温泉を応援しながら湯巡りを続け、皆さんに紹介できればと思います。よろしくお願いします!

では、よいお年をお迎えください。

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