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「短歌人」2018年12月号掲載作品

朝霧に隠れて逢ひにくるひとのあるがごとくに窓に倚りをり

夢のうちに雨が降るときいつもいつもあなたが雲であるといふこと

朝くれば窓を開きて夕されば窓を閉ざして さみしくはない

部屋ぬちにものを読み書きして過ぐすひと日ひと日で編む花鎖

ふきげんの声音に触れてさびしかりとほりすがりの人とはいへど

(会員2欄 冨樫由美子)

#短歌 #短歌人

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