女だけどジャンプに持ち込み行った話
#私だけかもしれないレア体験
人生で一度はジャンプに持ち込みへ行ってみたい! だけど、女だからって辛口評価されたら怖いなぁ……そんな感じで踏み出せずにいました。
2020年コロナ禍でお家時間が増え、断捨離していれば高校生の時に描いたアナログ原稿の読み切りが2つでてきました。誰にも見せることも賞に出すこともなく眠っていたので、この際デジタル機器一式を購入して新しく読み切りを描き直して持ち込みしに行こうと決めました。この時、10月。今から三年前ぐらいに思い立ちました。
目標は2021年3月に集英社へ持ち込み。小学生の頃に友達と合作で少女漫画をアナログ原稿で仕上げた経験はありましたが、新しく機器を購入したデジタル作画に慣れていないのと平日は仕事があるため製作期間を5ヶ月に決めました。年末年始と年度末は仕事が忙しいため実際の製作期間は約2ヶ月です。
動画にまとめたのがこちらです↓
【女だけどジャンプの持ち込みに行ってきた!】
https://youtu.be/5x1rWzFJvDo
noteでは動画でカットしたところを中心に書いていきます!!
じゅじゅ〜!! 3月に持ち込みを決めたのは呪術廻戦の展示があったからです。せっかく行くならパネルが見たい……という欲望の塊。関西住みのため、なかなか東京へは頻繁に行けません。
偶然か否か、当時12月頃にテレビでジャンプの持ち込みの様子をテレビで放映されていたので方向音痴でも迷わず行けました! よくYouTubeにある動画道案内を重宝しています。地図が全く読めない女です。ですが、現在業務が代わり地図関係の仕事もしています。人生なにが苦手とか言えません。仕事はやらないと家に帰ることができないからです。数学2点とったことありますが、はじめての就活は経理部勤務という自分でもよく分からない就職先です。
地下鉄半蔵門線、都営新宿線、都営三田線 神保町駅(A1出口)徒歩2分のほうから行きました! はじめて行く駅なので迷うかな〜と思ったのですが、出口までは迷わなかったです。
方向音痴ですぐ迷子になるため、場所を確認したくて早く着いたので近くでお昼ご飯!
このぐらいの量ならペロリなのですが、はじめての持ち込みのため胃がなかなか受け付けてくれません……美味しかったので残すわけにもいかず一時間以上かけて飲み込みました。次は緊張のことも考えて少なめにします。
さていよいよ集英社ビルに突撃です!
受付で『○時に〇〇さんに持ち込みの予約をしている(本名)です』とお姉さんに伝えます。その後、受付用紙を渡されるので図書館や市役所にありそうな楕円型の机が受付横にあるので記入していきます。
記入し終わって受付のお姉さんに紙を渡します。打ち合わせブースに案内されるのでそこで待ちます。
15時に予約していましたが、その日は月曜日でありお仕事で忙しいのはわかっていたので5分ほど待ちました。暇になるとスマホを手に取り、暇つぶしをしたくなりますが我慢です。
打ち合わせブースは吹き抜けになっていて、2階の渡り廊下みたいなところから丸見えです。人の目線を感じることはないですが、上を見ると人が歩いているのが見えます。
打ち合わせブースの中はきちんとアクリルボードで仕切りがあり、感染症対策はバッチリでした。なので、何枚かは自分の顔がパシャパシャと写ります。写ってないのを厳選。
しかし、緊張しすぎて上座に座ってしまうという大失態!! どうりで受付のお姉さんがお手洗いに行くのか勤務交代の時間なのか通りすぎるたびに目が合うわけだ(きっと心配してくださっていたのでしょう)
5分ほど待っていれば持ち込み電話で対応してくださったAさん(仮名)がブースに現れました。事前に名前で検索して新聞に掲載されている記事を見つけていたので、年齢は私と同じぐらいでした。そのため、話しやすかったです。
まず、アンケートを渡されます。必死に項目を空白がないように記入しつつ私が描いた原稿を読んでる様子をチラリ、と様子見。ネットに話をアップしたことはありますが、目の前で読んでいただくのは初めてなので『バクマン』のように反応が気になってしまいます。
持ち込みした漫画はこちらで読めます↓
リンク先はアルファポリスさんです。
https://www.alphapolis.co.jp/manga/729362597/971538568
漫画を目の前で読んでもらうという体験はドキドキが止まりませんでした……! やべぇやべぇ、と心で呟きながら目の前にあるアンケートを答えるよりも私の漫画を読んでるところ見たい。そんな状況でした。
持ち込んだ結果
担当がつくことはありませんでした。
さすがに夢物語はそう簡単には実現しません。
ですが、自分に足りないことを言語化していただき次回作に生かそうと、また新たに漫画を描こうと心に火がつきました。
昔、想像していた持ち込みのイメージは辛辣なことを言われて心が折れてしまい二度と創作することができなくなる。そんなイメージでしたが、時代は変わったようです。
今度は他の出版社さんの持ち込みの様子を知りたい!
2022年、この年は3つの出版社さんを1日で回ろうと持ち込み電話をし、前日には東京ビッグサイトで行われていた出張編集部にも行きました。高校生の時「漫画家になりたい!」と宣言していましたが、当時の私はいじめられており、自分に対してとにかく自信がなく、やる前から「自分にはできるわけない」と諦めていました。それが、大人になってバンジーを飛ぶなど挑戦する日々が続いています。死が身近になった今、後悔しないように生きたいです。
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