セルフ交換日記 2018/12

2018/12/01
大切な友だちの誕生日。電話。プレゼント、悩んで結局決められなくて、なにも用意できてないって言ったら「ゆみこさんが元気でいてくれたらそれだけでいいです」と言っていた。まったくもう! 愛してるよ!!

ずっと明日の準備でnelcoの雑貨づくり。ミシンに向かっていた。
やり始めると、なにかスイッチ入るのか、なんかもうたのしくてたのしくてしょうがない感じになり、気がつくと人形遊びみたいなことをしている。4歳くらいからやってることは変わらない43歳。


2018/12/02
ここ最近風邪気味で、だましだましという感じでしたが今朝声が出なかった。
朝ごはん食べながら、家族と筆談。あとで振り返ったら「食パン用の四角いハムなのにフランスパン」「安くなってたから」とか、筆談してまで伝えたかったことなのか、という。

「よねやクリスマス会」へ。
大分市のガレリア竹町にあるキッチン付きレンタルスペースeatにて。一般参加もOKのホームパーティー的なプチマルシェというイメージのイベントです。
来ると言っていた友だちも体調が悪く来れなくなったりして、お客さんはまばらでしたが、好き勝手やってる感じが良かったね。ケーキにデコレーションしたり、プレゼント交換したり。
なにより、出店の準備がたのしくて、ああ、もっと出店したいと思いました。毎月のように出てた頃が懐かしい。
なにかしらの目標・締め切りがないと、動けないたちなのだと思う。それは自分で設定したものでは難しくて。依頼さえあれば、わりときちんとこなす派。誘われたいです 笑
いま、nelcoの主力?雑貨の鳥ブローチも、もとはよねや主催の「小さなとり展」がきっかけでつくったもので、もう3年以上前のこと。おかげさまでロングセラー。売れなくなったらつくるのやめようと思ってるけど、つくればつくるほど売れる。でも元気な時にしかつくらないと決めてるのであまりつくれない。(手縫いだと諸々の念がこもりそうで体調悪いと悪いものになりそう。実際、そういう時につくったものは売れない。不思議!)

思いの外、疲れたのか(もともと体調悪かったのもあるけど)夜ごはんつくって、食べてる間に力尽きて頭痛くなり、ちょっと横になって寝た。
起きたら、森ちゃんが来て、カセットテープのジャケデザインの相談。
その後、正也と森ちゃんは外に練習に行った。
引っ越してマンション暮らしになったから、もう家では音が出せないので、よくストリートミュージシャンが演奏している地下道で練習してくるそうです。

21:30くらいから23:00過ぎまでやって帰ってきたけど、びっくり、投げ銭が凄かった…! ちょっとした日給バイトぐらいあったよ。ツアーミュージシャンは苦労しすぎじゃないか?! ストリートミュージシャンって… と、愕然としちゃうくらい。でも簡単すぎてつまらなくも思える。コツみたいなもんだから。ただ金を稼ぎたいわけではないんだ、ということがよくわかる。しかし、面白い出会いもあったそう。そういうのは良い。お金に困って仕方ない時、そういう選択肢もあるということがわかっただけでも良いのでしょう。
正也とふたりでインスタントラーメン半分こして食べて寝た。


2018/12/03
更に風邪が進行している。
久々である。ビタミンCいっぱいとっても、なんか無理っぽいのは、マンションの乾燥のせいなのか。
驚く程に、湿度環境が様変わりした。
以前は各部屋に一台ずつ欲しいと思っていた除湿機が、全く必要無い。雨の日でも室内で除湿機無しで洗濯物が乾くなんて何年振りか。人生初か?!

食欲はあるので、食べて寝て食べて寝て。
ただのぐうたらな感じに見えてしまうが。
最近結構元気だったので、昼寝もせずいろいろとがんばっていたけども、睡眠不足も続いていた。引っ越しから1ヶ月ちょっとが過ぎた。
意外と今回は、環境の変化のストレスも少なかったのかな? と思っていたけど、あっさり不調になり、整体では「ストレスですね」ってすぐ言われてたし、やっぱ疲れが溜まってたんだろうと思う。


2018/12/04
8時半頃「そろそろ送ってください」と、起こされる。
旅立つ正也を駅まで送迎。
今朝の体調はまあまあか。
昨夜は咳が出て何度か目が覚めてしまったけど、その度に水も飲んだので、朝起き抜けの喉がカラカラになっている事態は免れた。
そして今日は気温も高いが、昨夜から湿度が高く雨も降ったので、しっとりしていた。
各種引き落としに間に合うように銀行口座に入金して帰宅。相変わらず最低限しか入ってません。貯金って何かね。。

昼ごはんに朝のサラダの残りとパンを食べた。
また少し寝ようかと思ったけど、掃除をしてから、ずっと気になってた自作の上着のほつれ直し。バイアステープをつくり、襟もとの繕いをした。結構丁寧にやったつもりですが、最終的にてきとーな仕上がり。

じんたが帰ったので、宿題が終わるのを待って、一緒に図書館へ。
クリスマスプレゼント、白狐のお面を欲しがったりしていたけど、最終的に飛行機の絵を描くときに資料になるような図鑑が欲しいと言い出して、Amazonで検索した中で、気になった図鑑が7,000円くらいした。だから、いきなり中も見ずに買うんじゃなくて、図書館でいろいろ検討してから決めれば? と、いうことに。
書庫から出してもらったりして何冊か見たけど、市立図書館には満足いくものがなかったようで(それでも2冊借りた)、県立にも連れてけと。
「えー、もう17時過ぎてるんですけど〜 ごはん作れないじゃんよ。 今行くなら夜ごはん無しだよ」「コンビニおにぎりでいいよ」「そんなの買いたくないよ」というやりとりをしながら、県立図書館へ。

さすが県立、気になってた第1希望の7,000円くらいの図鑑と、もう少し安めで第2希望にしてた4,000円くらいの図鑑もあった。
更に25,000円もする図鑑もあった。スミソニアン博物館とダクスフォード・インペリアル博物館の共同製作だと! どっちも知らないし行ったこともないけど、冠につけるくらいだからな。濃度。鳥人間からスペースシャトルまで。
借りるのはタダだから〜と、あとじんたが選んだ1冊含め、飛行機の図鑑ばかり4冊も借りた。計6冊。
もうこれで満足して、誰も借りなそうだからいつでも借りれるし、買わなくていいんじゃないか?
ついでにわたしは雑誌コーナーで、毎号たのしみにしてる漫画とコラムだけ立ち読みして、帰宅。

夜ごはんは、冷やご飯にちりめんじゃこと梅干しを入れてつくったおかゆ、鳥ササミと千筋京菜と卵と鰹節を入れた汁を、各自お椀で好きな味にして(醤油とカボス、塩、胡麻油など)食べました。
食べ終わる頃、横浜のじいじから電話があり、「ごはん食べてたのか? おかずはなんだ?」と聞かれて、まだダラダラ食べていたしまが「おかずは無い」と答えていました。汁兼おかずじゃ!


2018/12/05
ここ最近読んでた小説「ののはな通信」(三浦しをん著)について、まだじわじわと考えてる。
普段小説はほとんど選ばないけど、たぶん何か立ち読みした雑誌の書評とかで気になって図書館に予約してた本。完全に忘れた頃に順番が来たから、人気作なのでしょう。
三浦しをんさんのことも全然知らなかったし、作品ひとつも読んだことなかったけど、読み終わってからいろいろ調べたら、正也と同じ大学の学部の出身で、1つ歳上で「もしかして知ってたりしない? 本名みたいだよ」と言って、検索して著者近影見せたり。「同じ学部に何人いると思ってんだ!?」と言われ。はい、わたしは高卒なので大学生活は完全に未知です。

で、「ののはな通信」は、ファンの方の感想を読むと、今までの三浦さんの作風とはちょっと違うらしくて、賛否両論ある。まあ、なんでもそうか。
わたしがこの本の何が気になって予約したかというと、女子同士の全編書簡形式で進む話だということ。手紙のやり取り。だから、家事の合間とかに少しずつ読むのにいいかな、と思ってたんですが。何日かかかったけど、面白くてほぼ一気読みだったね。

結構序盤でなかなかに驚きの展開があって、あれ? もうクライマックス? これ短編集だっけ?!と思った。怒涛の勢いで、そこからもどんどん進んでいって、手紙のやり取りだけで、ここまでって凄いよ〜 と唸りながら読みました。(個人の感想です。)

正也の1つ歳上ってことは、わたしの1つ歳下なわけで、全くの作り話でもないような、高校時代の手紙のやり取りがリアルだったから、あっという間にハマってしまった。わたしも手紙たくさん書いてたし。
小説の中でも、女子高生の手紙や授業中のメモのやり取りだったのが、年月をかけて最終的に40代になったふたりのメールのやり取りになるところがまたリアルで。この時代だからこその変化。それをわたしもリアルタイムで経験してきたから、自分の物語のように重ねるわけですね。

予想外だったのは、ネタバレかもしれんが、レズビアンやバイセクシュアルのエピソードがあるんですが、それもあまり縁のない事だったけど、読んでるうちに異性愛との違い? がわかんなくなってきた。うまく表現できないけど。最終的に愛は壮大だな、というか。最近急速にLGBTとか言ってるけど、くくりは愛のみでいいんだよなぁ。誰が誰を愛していても何も問題ないし、誰かにとやかく言われることではないよな。

最近映画でもなんでも、「これは自分の物語」みたいな感想を持つものが多い気がするな。多いというか、そのように重ねられるもの、共感するものがヒットしてる傾向。
全然伝わらね〜分析。
だから、フレディはわたしで、あそこまで号泣したんでしょう。
ママ〜うーうーうー〜〜♪

ただひと言が伝えたいがために、長い小説を書いたり、映画をつくったりするんだろうな、という風に思っていて、そのひと言がズドンときたら、それはもうわたしの物語。

だから、わたしの日記も、あなたの物語に成り得る。

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