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八坂庚申堂

インスタ映えするということで、最近人気になった八坂庚申堂。ここは日本最古の庚申堂ということなのですが、それについてはあまり知られていないように思います。平日でも結構沢山の人が訪れています。ここから歩いて5分くらいの所八坂の五重塔のすぐ下にあります。

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くくり猿が色鮮やかで有名なのですが、正式名称は、「大黒山 金剛寺 庚申堂」と言います。八坂庚申堂は、中国の道教由来である庚申信仰を日本で最初に始めたとされている立派なお寺です。八坂庚申堂では願いを持ち続けるのではなく、「欲を捨てる」と願いが叶うと言われています。その欲を捨てるために使われるのが“くくり猿”。一見、お手玉のようにみえるこの“くくり猿”は、カラフルな布地で作られていてとても可愛らしいです。叶えてほしい願いをペンで書き込み、それを吊るすと願いが叶うと言われています。この“くくり猿”、少し変わったカタチをしていると思いませんか?実はこれ、手足をくくられた猿を表しているんです。これは、欲に走るものを戒めることを意味しており、欲を一つ我慢すると願いが叶うということを表しているんだそうです。欲を一つ我慢したら一つ叶えてくれるだなんて、すぐにでも実践できそうで人気なようです。

「庚申信仰」では、猿は庚申の使いとされているので、あの有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の3匹の猿が八坂庚申堂内の境内のいたるところに隠れています。一つ目はまず入るときに通る門の上に3匹います。くくり猿を吊るした後は、ぜひこちらも探してみてください。今日もいい日でありますように。7/31


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