イギリスに住み始めて約15年、ほぼ毎年日本に帰省していた。2023年4月、4年ぶりの日本。今回は飛行機の中で思ったことを備忘録的に残してみようと思った。

どの航空会社を使う？

ロンドンヒースロー空港から日本に帰る時、韓国の仁川空港経由が便利なのだが、航空券を予約しようとした2022年９月時点で、第三国経由がまだ不安だったので、日本への直接入国が安心と判断し、東京羽田着の日系航空会社を選んだ。

どこで航空券を購入？

航空券を購入する時は既に、燃料費の高騰でサーチャージが上がってしまっていた後だったので、航空券は高騰していた。オンラインの外資旅行代理店から、もっと安く購入できたかもしれないが、何か起こった時（便のキャンセルなど）の安心を買いたかったので航空会社から直接購入。それでも往復1000ポンドちょいで（約17万円）買えた。

ロンドン羽田の飛行時間が延びて、片道14時間フライトに！

2022年9月航空券を購入した時は飛行時間はロシア上空を飛ぶ通常の飛行時間だった。だが、1月に航空会社から購入した航空券についてのメールが届いて嫌な予感がした。「もしかして便のキャンセルかも。。何としてでも帰るから！」と不安な思いでメールを読んでみると、その内容は、

ロシア上空を避けての飛行で、飛行時間が長くなり、「行きの羽田の到着時間が2時間遅くなり、帰りのロンドン行きが2時間早まった」という変更だった。ロンドンヒースロー空港の往路出発時間と復路到着時間は変更しないで、日本国内で時間の調整をしている印象を受けた。

ロンドン発の往路は「ドイツ→トルコの南周り」で、羽田発の復路は「ベーリング海峡→グリーンランドの北回り」で、それぞれ約14時間の飛行時間。

エコノミー席での14時間は本当にしんどかった。たかが2時間、されど2時間で、とてもとても長く感じた。

片道14時間の飛行機からの学び

①飛行機は朝の便の方が疲れが少ない
ロンドンから羽田行は深夜便（午後7時発）で、本来は寝た方が良いのだろうが、エコノミー席で寝るのはなかなか難しかった。トイレにすぐに行けるように「通路側」の席を選んだのはよかったが、人の往来があって、ゆっくり寝れる環境ではなかった。結局1時間程度しか寝れなくて、羽田に到着した時は、完全なる睡眠不足だった。その後、国内線乗り継ぎもあったので、午後9時に最終空港に到着した時は、体力を使い果たした感で、疲労困憊だった。

一方、羽田からロンドン行は朝の便（午前10時発）で、前日しっかり睡眠をとっていたので、機内で寝る必要もなかった。ロンドンに夕方に到着し、その後はベッドで寝れたので、往路ほどの疲れはなかった。時差ぼけもそこまでなかった気がする。

②着圧ソックスを履いててよかった
14時間も同じ姿勢で狭い座席に座り続けると、足がパンパンになる。下手すると、「エコノミークラス症候群」になる可能性もある。通路側に座っていたら、頻繁に機内を歩き回れるが、窓際に座ると、なかなか座席を立つのも横に座っている人たちに申し訳ない。そこで今回とても役に立ったのが、「着圧ソックス」。今回の旅で初めて使ってみたのだが、足がむくまないで、履いていない時とでは、疲れが全く違う。これは、本当におすすめ！
私は医療用を使ったので、完璧だった。

③空港内の給水機で水を補給
機内はとても乾燥していて、しかも飛行時間も２時間プラスになり、機内で支給された小さい水のボトルでは全然たりない。勿論CAさんに水を貰えるが、紙コップ１杯で足りない。そこで、機内搭乗する前に、安上がりに水を準備する方法がある。保安検査では液体入りのペットボトルは捨てなければいけないが、空のボトルは保安検査を持ち込みで通過できる。飛行機に乗る前に、空港内の給水機から、自分のボトルに水を入れることができる。空港内で水を買うのも高いので、お財布にも優しい。

今度日本に帰ったら、MUJIの「自分で詰める水のボトル」を買おう。平ぺったいので場所をとらない感じがよい。

こまめの水分補給は大事！「エコノミークラス症候群」にもならないように。

④旅程がとても長い場合は途中で切ったほうがよい！
長時間移動をしていると、疲労がたまって、旅を楽しめなくなるかもしれない。私は以前、日本の自宅からイギリスの自宅に約24時間かけて一気に移動していた。でも、それは過酷な旅で、最近はロンドンヒースロー空港で旅を一旦止めるようにしている。空港近くのホテルに1泊して、身体を休め、翌日のお昼ごろゆっくり自宅に帰るようにしたら、疲れが全然違う。

色々なホテルに滞在した結果、お財布にも優しく、利便性も高く、モダンな部屋で比較的綺麗で新しいおすすめのホテルがある。ヒースロー空港ターミナル４に直結している「Premier Inn London Heathrow Airport Terminal 4 hotel」だ。ここのホテルの食べ放題朝食（English Breakfast £10.50）も好きだ。

1泊大体55ポンド前後（約9500円）泊まる日程にもよるけど。この値段ではとてもお勧めだ。私はいつもここに泊まる。日本からの「温泉のもと」で湯舟にゆっくりつかって、疲れをとるのだ。最高！

もしロンドン市内で一泊したい場合も、空港までわざわざ来てここに泊まるかもしれない。ロンドン市内では100ポンド以上はださないとまともな部屋はない。たとえ100ポンドだしても、古くとても狭い部屋だったりするからだ。ロンドンは何もかもがとても物価が高いから。

もし、ヒースロー空港からどこかに移動するけど、空港近くにリーズナブルに1泊したい場合、このホテルをお勧めする。

ちなみに、ターミナル５に直結している高級ホテル（Sofitel London Heathrow）もあるけどね。昔飛行機が翌日延期となり、ある航空会社がこの部屋を用意してくれて、泊ったことがあるけど、それはそれは豪華だった。