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こども海の文学賞 優秀賞受賞

こんにちは

昨年、娘の娘が明石おさかな普及協会主催の「こども海の文学賞」に応募をしました。

多くの応募作品の中から優秀賞を受賞することができました。
本当にありがたいことです!

審査員の一人であり読売新聞で人生相談担当されている作家、最相葉月先生のから「詩を読んでいるみたいだ」と絶賛されました。娘の作品に対して褒めて下さり、私はめちゃくちゃ嬉しかったです。

余談ですが・・最相葉月先生の「辛口サイショーの人生相談」、私は大ファンですべての作品を読んでいます

協会のホームページ上に娘の受賞作品が掲載されておりましたので、そのまま抜粋してこちらのブログでも紹介を致します。

ちなみに娘は全盲のため文字は点字です。そのためパーキンスという点字タイプライターを使用して点字で作品に応募をしました。以下の内容は私が点字から墨字に変えた文字です。

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タイトル「うみのいろ」

私は8才の女の子です。小学2年生です。私は生まれた時からほぼ目が見えません。色は分かります。だけど海の色だけはなぜか白色に見えます。なぜみんな海の色を青色というのだろう。ずっとふしぎでした。
去年の夏休みに家ぞくで和か山県へおはかまいりにいきました。おはかの場所は、海が近いよとお父さんが教えてくれました。そしてお父さんから「海で、パラグライダーできるみたいだけど、やってみる?」と聞かれました。「パラグライダー?何それ?」と聞いたら「空を飛ぶスポーツだよ」とお父さんが教えてくれたので、なんだかワクワクしてやってみたいと伝えました。「空から海を見たらもしかしたら青色に見えるかも」とお母さんが言いました。
一緒に空をとんでくれるお兄さんがやってきました。「カバン、重いけどせおえる?」と聞かれたので、「うん」と言いました。せおうといつも学校にもっていくランドセルと同じくらいの重さでした。そのあとすぐに、工事の音みたいなブーンという音が鳴り体がビクっとなってしまいました。「今の音、何?」お兄さんに聞くと「空を飛ぶためのエンジンのおとだよ」といわれ、私は集中できるかとても不安でした。なぜなら「このかばんの中には何が入っているのだろう」「そもそもエンジンって何だろう」「どうやって空を飛ぶんだろう」「海は青いのかな」と聞きたいことがいっぱいになってしまったからです。「出発するよ」と、お兄さんからいわれました。ブーンという音とともに体がふわっと浮きました。空の上はとても冷たくて、冷とうこのように寒く感じました。すごく速いスピードでまるでジェットコースターみたいでした。下を見ると、青い色が見えました。お兄さんが「海の上を飛んでいるよ」と教えてくれたので、海の色が青色だとわかりました。「青い海だ」なんだかうれしくなりました。
近くでみたらうみは白いのに上からみたら青い色にかわることをわたしは今日勉強できました。

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