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『天職占い師』(ゆみのすけ創作童話作品)

というわけで、そんなにたくさん作品があるというわけではないのですが、あたためてきた創作童話やいつか絵本作品にしようと思っている元ネタを公開してみることにします。
どきどきの有料デス♪
半分の量が無料で読めます。後半はご購入者様だけ読めまする。(ありがとんイラストもみれます。)

日々の暮らしのなかで元気に夢を忘れてしまいそうになる、わたくしめの応援的に、購読してくだすったら大変ありがたく想いまする。感謝です。
たぶん、絶賛モチベーションアップになるかとおもいます。
尚、絵はぜんぜん関係なくてすいません。

人気のある作品はいつか時間をつくって挿絵を描きたいなと思います。(^(エ)^)
ありがとんございまする。ぺこり。


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『天職占い師』

 ある町に有名な占い師がいました。
 ピタリと当たる「天職占い師」です。意外な仕事が天職だったりするもので訪れた人たちは驚きつつもうれしそうにかえってゆきます。
 はじめは皆、半信半疑ですが、おもいきって転職した人たちから喜びのお便りが毎日とどきます。

 レストラン経営をしていた山田さんは魚屋さんに事務員の佐藤さんは小料理やの女将に郵便局員の相田さんは歌手に営業の竹本さんはりんご農家にみんな毎日が生き生きしていて今までの辛い日々が嘘のようだといっています。
 もしかして自分は何の才能もない人より劣った人間ではないかとなど思い悩んでいた人たちばかり。

 あるとき、友人の占い師がやってきました。
 どうした元気ないじゃないか?
 占い師はポツリポツリと話しはじめました。
実は、僕は本当に占い師にむいているかどうか最近どうも自信がないんだ。
おもいきって君に占ってもらおうと思ってな。
天職占い師は驚きながらも ああ、わかったよと友人の占い師を占いました。
 そしたら彼の天職はやはり占い師ではありませんでした。
絶滅の危機にあるお花や植物をよみがえらえせるための研究が本当は天職だったのです。

 彼はうれしそうにいいました。

そうか!そうだったのか!
妻が育てる花はすぐに枯れてしまいそうになるんだが私が育てるとすっかり元気を取り戻すんだ!
そうか!そうだったのか!

友人は喜びいさんで帰ってゆきました。
ところが今度は天職占い師が元気をなくしてしまいました。

 僕は本当に「天職占い師が天職なんだろうか・・・。」怖くて、どうしても自分の事を占うことができません。
 毎日、毎日悩んでいるうちに彼はとうとう体を悪くして倒れてしまいました。

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