シモキタ

大学生の頃は授業の合間とか
授業をサボってよく来てた下北沢。
通称、シモキタ。
卒業してからも好きなタイ料理屋さんと
カフェがあるからよく来ていたほうだと思う。

今日もそんなに久々な感じはなかったのに、
駅に着いたらいつもの改札がなくなっていた!
というかいつの間にか新しい改札ができていた。
私的には大事件。

そんなに来ていなかったのか、という気持ちと
どんどん進化しているシモキタに
時の流れの早さを感じる。

私が最初にシモキタに来たのが2010年。
まだほとんどみんなが「ガラケー」で
連絡先は「赤外線」で交換していた。
LINEもないしなんならmixiが主流SNS
そしてウィルコム全盛期。
当時からiPhone利用者だった私は赤外線で
連絡先も交換できないしメーリスも入れない。
なんでそれ?みたいな顔をされてた。
そんな中で学生でも手軽に契約できる
ウィルコムは、超絶、圧倒的魅力的だった。
そのウィルコムを買いに行ったのが私の
シモキタデビュー。

そんなオレンジ色のウィルコムを手にした時は
まだ、線路が地上にあった。
正確には小田急線も、地上線路だった。

2011年、私はアメリカに留学し、シモキタから
一旦離れる。
ただ、その翌年に帰国してからは前以上に
シモキタが居場所になっていた。
シモキタから歩いて20分、チャリで10分、
学生の街、笹塚に引っ越したからだ。

笹塚は便利で不便なところがあって、
シモキタは割となんでもあった。
ミスドとかマックとかケンタとか。
私は、特に飲み屋街をよく飲み歩いていた。
夏に飲みすぎた時、シモキタの街から
笹塚まで歩いて帰るのが
とても気持ちが良かった。

その間、小田急が地上から地下に潜り、
開かずの踏切が消滅した。
その前が今はもう思い出せないが、
たしかにシモキタのオオゼキに行くために渡る
踏切はちっっっっっとも開かなかった。
これが便利になるということか、と思った。

そして大学を卒業するまでの間、
井の頭〜小田急の乗り換えが
「シモキタダンジョン」と呼ばれるようになり
少しづつ変貌を遂げ、
今はステージ9くらいだと思う。
今日は本気で出口が見つからなかった。
おそるべし、シモキタダンジョン。
それくらい毎回変わっている、シモキタ。

とりあえず今日は8年分のシモキタを
ふと思い出し、懐かしかったので書いてみた。
余談も書きたかったが、それは心の中に留めて。笑
おしまい。


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