篠原美也子 2021.1.15 LOSSTIME 130min' R3 渋谷7th floor



このライブ前に、Twitterで美也子さんは
「どかすかやろうぜ!」という表現でトリオライブの意気込みを語られていたのを読み
ピアノだけの演奏しか観たことなかったから
ん?どういうことかな?とピンと来なくて
何がどうなるのか??想像つきませんでした

言葉にすれば、ベースとドラムのたった2つが加わっただけ
なんだけど、ライブが始まって一曲目
曲が弾んでる、生き生きして聴こえる
美也子さんとっても表情が違ってみえる
ピアノだけの時とこんなに違うものなのか?
12月のR2ライブの時にも演奏された同じ曲で比べてみると、よくわかる気がしました
(わかるなんて私が言い切るのも申し訳ないんですが)
わたしには、よりパワーが感じられます
圧、音圧なんでしょうか 目に見えない何か
が確かに感じられました

ドラムの一光さんは、落ち着いていて穏やかなたたずまいの演奏 でもなんだか熱いものも感じます
これが歌うように叩いてると美也子さんが表現していたことなんでしょうか
私はドラムの知識は皆無なので雰囲気で聴いている感覚だけで語るけれど
そう 私はこの一光さんの内に秘めたような演奏に心惹かれるのです いろんなアーティストで演奏する曲を聴いてみるようになって、それぞれ全くカラーは異なるけれど、一貫してその姿はいつもなにか心に響いてきます こういう演奏者に特化して聴いてみたことはなかったのでとても新鮮です
美也子さんが、ご自身のメルマガの中で一光さんと演奏することの喜びのようなことを書かれていて、そのお話読んでからまたしっかり聴くと、美也子さんの曲で聴くドラムの音がますます味わい深くなりました


今回、初めて篠田さんのベースの演奏を聴くことができました ベースの音って、目立ちにくい気がしているんですが、曲を支えるというか締める役割のように私は感じていて、本当はその旋律を知りたいけど、ふつう一般的な曲では他の音でかき消されて素人耳ではなかなか聴き取れません でも、このライブでは、とてもよく耳に聴こえてきてとても感激しました 音が跳ねているという表現があっているかわかりませんが、歌う美也子さんの声と共に歌っているのは、むしろベースだと感じました
特に気になったのは月の歌がありましたが
ベースの音がよく似合いますよね 幻想的な月の情景が浮かぶのは、ベースの響きがあってこそだなぁと とても心地よくて、ずっと聴いていたい、ずっと終わらないで欲しいって感じる音でした


本来なら、その渋谷の場所を訪れて生演奏を聴けることが一番良いに決まってます

生のライブは、聴けるチャンスはその一度きりだから、演奏者にとっても観客にとってもその臨場感は何者にも変えがたい空間


でも、まだこのご時世仕方ないけど、
配信も悪くないなって思えます
生演奏聴いてる時って、私が参加したことあるライブの経験で言えば
ハッキリ言って、なに聴いてるかなに観たかもう帰りにはあまりの興奮で記憶にないんです

だけど、配信なら
視点を変えて何度でも観ることができる
・今度は歌詞を噛み締めて聴く 
・今度は演奏の楽器の扱いをじっくり観察
・今度は一光さんだけずっと観たい…

なーんて好きな楽しみ方を何度でも際限なく観ることが出来るわけで
反芻具合いがハンパないから、曲に対する
愛着度も増すばかり 
こんなに嬉しいことはない!

ワタシは遠方在住なので、
生演奏を聴く機会にはあまり恵まれなさそうだから、この配信が今のところ理想的と思いたいだけなのかもしれません

でも、、夢としていつか一生に一度くらいはライブハウスで聴いてみたいとは思ってます いつかきっと…ですね


美也子さんはある曲で、ここからさあ聴かせどころへーーっていう盛り上がったところで少しだけ、ほんのすこーしだけ事故っちゃいました

でもやっぱりアレは黙っていても問題なかったと思ってますが、曲終わって開口一番、自己申告なさいました 
美也子さんのお人柄が、正直な方だからでしょう かえって好感度爆上がりなエピソードになってしまいましたね

私たちには見せないけれど、心身ともに負荷のかかるとてつもない緊張感のなかで、ベストな演奏を尽くしてくださっているのだということがよく伝わりました

つい自宅のユルッとした環境で配信観てるものだから、どうかするとごろっと横になってたり、食べたり飲んだり、途中で寝落ちしてしまったり…ごめんなさい反省します

観る方も、もうすこし緊張感を受け止められる状態で拝聴すべきですね。。。

前回のライブでもあったけど「ひとり」
をまた、歌ってくれました
サステナブルという表現を使って、
この曲が長く歌われていることに触れられていましたが
わたしは、此の曲を知ってまだ日が浅いので、なかなかそういう心境に達するのは難しいけれど、ならばいっそ温故知新の気持ちで聴かせてもらうことにします

たった二回しか聴いてないのに
ピアノだけのバージョンと
トリオバージョンで聴けたレア感を
充分感じることができて最高に幸せです

このシリーズは3本のライブだったそうですが
わたしが美也子さんを初めて聴くようになったのが昨年の12月のはじめだったので、R2からの初心者です

私は個人的に音楽はCDで所有したい派なのですが、調べたらなかなか市場に流通してないとの事で、手元に揃えたかったのに買わせてもらえませんでした
なので、今どきのサブスクでちまちまスマホで聴いています
でもその中には全部が網羅されているわけではないようで、知らない曲もまだまだあるみたい どうしたものかなぁ 仕方ない
でも、たった一枚だけ、みやこ商店で購入できたlighthouse keeper
私の宝物です

今回の感想は取りとめもなく書き連ねただけのものですが、やはり記念に勇気を出してこちらに置いておくことにしました

読んでくださった方、どうもありがとうございました

2021.1.28.


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