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寒中遊歩

  明日から雪の天気予報。東京をはじめ関東地方も含めての「要警戒」の大雪の恐れだそうで。私としては、まあ、朝のバイト出勤の時にクルマさえちゃんと動いてくれればといったところ。
 今日はよく晴れてたし、特にこれといった用事もない日曜日。なので、普段よりも長めの時間をとり、ゆっくりと近所を散策。寒いは寒いけど、途中途中でポットに入れてった熱いコーヒーを啜りながら、ゆったり気分で周囲の山野を眺めて歩いた。

 山あいの小川に水車小屋があるんだけど、そこに給水する水路から漏れた水が凍ってたよ。山の斜面の北側で陽が当たらず、寒いんだろうねえ。それにしても見事な氷の柱というか壁みたいになってますねえ。

 近所の散歩は、いちばんお金のかからない趣味みたいなもの。季節ごとに変化していく山の色、畑の色、家々の庭に咲く季節ごとの花たち。それらを見て歩くのは、ここに住んで6年目になっても飽きないね。とりたてて「何もない」と言っていい盆地と里山なんだけどね。のんびり遊歩・・・そんなふうにしてると、あくせくして働くのが嫌になっちゃう。最低限の収入でエコライフできればいいかなという、向上心のなさが増幅されていく感じ。半ば自分で納得して選んでる生活。なかなかいいもんじゃないかと思ってる。


【台所日記 #033】
 ふと思いついて「鶏すき」を。かなり昔、何かの小説で読んで知って、それが急に思い出された。確か大阪が舞台で、商人たちが舌鼓を打ってる場面。題名とかストーリーは全然覚えてないんだけど。牛肉が高くて庶民の口にはなかなか入らなかった時代、すき焼きの主役は鶏だったらしい。まあ、牛肉が鶏肉に変わっただけのすき焼きと言ってしまえばそれまで。でも、なかなか美味しいもんよ。
 これ食べてて思い出したのが、高校時代に母や叔母さんと食べた「セリ鍋」。仙台の郷土料理とか。お肉は鴨だったと思う。根っこのついたままのセリがいっぱい入ってて美味しかった。セリを鶏すきに入れれば美味しいのかも。春になって、田ゼリがAコープで売られるようになったらぜひ食べよう!といったところですね。


【音楽室 #033】
 シンガポールのエレクトロニカアーティストさんの作品。流れのいいしっとりとした気分にさせてくれる素敵な作品をたくさん制作している音楽家で、昔からお気に入り。ライブ演奏だと、けっこうしっかりとビート効かせてるなってのがわかる映像ですねえ。

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