舞台「東京リベンジャーズ」ライブ配信鑑賞記録

ライブ配信を鑑賞しての個人の感想です。ネタバレあろうかと思いますので、未視聴の方はお気を付けください。

●原作未読
●アニメ最新話まで視聴済み
●実写映画鑑賞済

ライブ配信回
2021年8月14日(土)12:00 東京公演@日本青年館ホール

キャスト
花垣 武道:木津 つばさ
橘  日向:花瀬 琴音
橘  直人:野口 準
佐野万次郎:松田 凌
龍宮寺 堅:陣内 将
千堂  敦:中尾 暢樹
林  良平:川隅 美慎
林田 春樹:中島 大地
三ツ谷 隆:相澤 莉多
半間 修二:菊池 修司
清水 将貴:桜庭 大翔
長内 信高:新田 健太

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

4月期の新アニメで何とはなしに見始めた「東京リベンジャーズ」
気が付いたら見事に沼に転がり落ちていた。
原作マンガを読むところまでには至ってないが、アニメは毎週欠かさず見て展開に手に汗握っている。
そして、昨年の公開から延期されていた実写映画が7月に公開されるということで、吉沢亮くんのマイキー君見たさにそちらも見に行ってきた。

沼である。

そして、舞台化のお知らせをtwitterで見つけ、ドラケン役が陣内将くんと知った時、「それは…めっちゃお似合いでは!?」と1人でめちゃめちゃテンションが上がっていた。

沼である。

時節柄なかなか劇場に行くことは出来ないけれど、きっと…きっと配信してくれると信じてそのお知らせを今か今かと待ち望んでいた。


そして、始まった配信回。
二時間半近い舞台で、ひたすら叫びまくり、喧嘩しまくりの主演の武道役の木津くんの鬼気迫る演技に終始圧倒されていたし、殴られまくった後の表情が凄かった。
アニメや映画と違い、舞台上では殴られていく過程の怪我の度合いが目に見える形では変化しない。だが、木津くんの顔を見ていると今どれだけ殴られてすごいことになっているのかが、はっきりと伝わってくる。表情筋の使い方が素晴らしい。
例え顔が腫れていなくても、血が流れていなくても、今確実に武道の顔は酷いことになっているのがありありと伝わってくる。
もう本当にこれは主役の木津くんにかかる負担が半端ない舞台だなと思ったが、それを全うする座長の姿が頼もしい。
あれだけ叫びまくっていたら喉潰れやしないかと心配な所ではあるけど、どうかどうか無事に全公演終わりますように。

そして、ドラケンとマイキーの登場シーンめちゃめちゃ痺れた…。
出てきただけで場の雰囲気を一気に凍らす東卍の総長と副総長がただただカッコいい…。
キヨマサを一瞬の蹴りでのしたマイキーの足技が華麗すぎて美しかった。
甚兵衛の時に膝にテーピングしているのが見えたので、やはり…利き足には負担が行くのだろうかと心配になったけど、本当に膝を大事にしながらあの華麗な足技続けて欲しいって思っている。
それにしても…陣内くんのドラケンよ…。
これぞドラケンって感じで、表情、立ち居振る舞い、すごむ声がパーフェクト!
東卍の集会の時に、ヒナちゃんに「この前はごめんな」って言う時に膝折って、下から見上げるようにしてから視線誘導して、ちょっと離れた所にスマートに誘導していたの優しいが溢れてた。
ファミレスでお子様セットに旗が無くてテンション下がってるマイキーに対して、簪の様に旗をスッと出してチキンライスに刺すドラケンなんなの…。めっちゃ笑った。

そして、松田くんのマイキー君がカッコいい。
長内を一発でのしたの本当にカッコいい。
カッコいいことやった後で「ごめんケンチン。やっちゃった」ってなるの可愛いよね。
可愛いとカッコいいのふり幅が凄い。
マイキー君掴みどころがないテンションだから、よく分からないことが多いんだけど、リベステのマイキー、本当に掴み所がなくて、再現率が凄いってなって思っている。
そんでもって、地毛であの金髪超似合ってる。
乱闘シーンでぺーやんとおでこつけて話してるシーン、髪の毛かかってて表情見えないんだけど、それでも「戻ってこい」って一言で涙腺決壊するよね。

武道のお見舞いに来た時の盛大な二人の喧嘩がヤバい(笑)
からの武道のブチ切れがヤバい(笑)
武道がすごいいいこと言ってるのに、オチがヤバい(笑)
ここのシーン本当に好き。

乱闘シーンはさすがの圧。
殴ってる方じゃなくて、殴られてる方のスキルが凄い。
そして、刺された後のドラケンが白目向いてて、そこまで再現しちゃうの⁉ってめっちゃビックリした。
キヨマサを打ち負かした後のドラケンと武道がめっちゃカッコイイし、溝中5人衆がやってくるの本当にカッコいいよね。
泣き虫のヒーローがいっぱいだ。

逃げないと決めた武道が本当にカッコいい。

「俺は皆には会えねぇ」
っていうぺーやんが悲しい。
その後、三ツ谷君から知らされる事実が辛いね。
「ちゃんと謝れよ」って言った後に「お帰り…ぺーやん」っていう三ツ谷君がズルい。
東卍の仲間の絆が本当に深いなって思うエピソード。

調子に乗ってる武道の浮かれっぷりが面白いし、元気になったドラケンに一刀両断されてるの更に面白い。
マイキー君の特攻服を貰った時に、私はてっきりたけみっちは東卍入りしたのかと思っていたけど、そうではないということを後日の集会で知る。
あの特攻服は、東卍の心をマイキーから託されたような気がするんだよね。
直接じゃなくて、武道がマイキーの心だと思ったドラケンから託されたのが余計にそんな風に思わせる。

2.5次元舞台は、アニメ映像が先行していた場合、ある程度そちらに寄せていく舞台づくりをしている印象があるのだが、リベステに関しては、2.5次元と言うよりは、もう完全に独立した舞台作品であるような印象を受ける。
そんな中で、ヒロイン・ヒナ役の花瀬さんの再現度合いが素晴らしい。
めっちゃ可愛い。声が凄い可愛いし、しゃべり方がアニメのヒナちゃんに近い。
そして、武道の為に一生懸命になっている姿が本当にヒナちゃん。
より2.5に近いヒナちゃんと一般的な舞台に近いお芝居の武道や東卍メンバーとの差異に最初は「お?」となったが、物語が進むにつれて融合して違和感が消えていったのは、皆がただひたすらに舞台上で生きていたからに他ならない。
リベステは今まで私が抱いてきた2.5次元に対するイメージが少し覆した作品になった。

公演期間中、キャストの皆がtwitterに東卍勢ぞろいのお写真を載せてくれているが、東卍の正装特攻服の勢ぞろいはめちゃめちゃ圧巻で最高にカッコいい。

舞台の最後、大人になったヒナちゃんとの再会のシーンがこの二時間半の武道の苦労が全部報われたシーンでとてもいい終わり方なんだけど、アニメを見てその後の地獄のような展開を知っているだけに、ヒナちゃんを救えた!っていう終わり方が辛い…。
実写映画の時も思ったけど…ここで終わるのが一番綺麗に終わるから致し方ないけど、素直に喜べない…。
束の間の幸せがすぐに地獄に変わるのよ…。
そう、何も知らないままだったら、良かった未来変わった!って思っただろうに。
続編があるとしたら…きっとこの後の地獄から始まるんだな。
是非、地獄から始まる続編を期待している。
その時は黒い服着て、東卍の集会に参加したい。

明日が大千秋楽
どうか無事に全公演が終了しますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?