なんとなく,愛と恋について書いてみる.

僕が学問畑の人なので語り口調が鬱陶しいし簡単に話せないので練習の意味で書き続けてるが未だうまい文章がかけない.

頑張ろう.

話を戻す.

愛と恋.

これの回答は愛してやまないオスカーワイルド氏と仏教に見いだせる.

愛は愚かな感情で恋は欺瞞である.

恋,一般的な人は好きになること,恋をすることはできるが愛することはできない.なぜなら愛とは傷つくことすら許容できる人間の心の所作だからだ.

オスカーワイルドは恋についてこう語る.

「人が恋をする時、

　それはまず、

　自己を欺くことによって始まり、

　また、他人を欺くことによって終わる。」

好きという行為は自己を忘れさせるのだ.その時点で自己を偽る.騙る.相手のために頑張る.尽くす.労わる.しかしそれはいつか無理を起こす行為なんだ.なぜなら,本来の自分を偽っているのだから.そして終わりはいつも突然に訪れる.それが俗にいう浮気や不倫のようなものだ.もちろん,全ての浮気や不倫がそうではない.癖としてやる人もいるから.しかし浮気や不倫は一般的に終わりの合図だ.だって好きじゃなくなっていなければそうしないだろう.それが他人を欺くことなのだ.そして恋は容易にすることができる.自分の心に従えば済む話だから.

愛はそうはいかない.常に辛いのだ.一人孤独に行うものだ.仏教の中で,子が立派な僧侶になると母一人残して修行に行く話がある.時たち母は病床に伏せるがそれでも連絡しなかった.親戚連中が僧侶に連絡し帰郷させたが,その時母は連絡したかったがお前の修行のために連絡しなかったという.これこそが愛だと感じる.ただじっとこらえる.相手を想う.相手の幸せを願う.そのためには自己の利己心を抑える.

恋することは,自己の利己心が成せる技なのだ.だから始まる時は自分を偽り終わるときは他人を騙る.愛することは,全てを受け入れるのだ.好きなところも嫌いなところも.