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パリのクリスマスツリーと、宴の後の野良ツリー_パリ節約自炊生活番外編

パリではクリスマス時期も終わり、1/7(月)から通常営業です。日本と異なりお正月は1/1のみお休みで1/2からは通常営業の企業が多いですが、この時期にバカンスをとる家庭も多いため、学校も含めて通常営業は1/7(月)からのようです。
以前別の記事でも書きましたが、カトリックやプロテスタント等の西方協会では、12/25から公現祭の1/6までの12日間を降誕節としてイエスの誕生を祝う習慣があるようで、クリスマスツリーは年を越しても普通に飾られていますが、さすがに通常生活に戻る1/7までには処分する家庭が多いようです。
そこで今回は、ちょっと時期外れではありますが美しいパリのクリスマスツリーと、宴の後の野良ツリー(後述)をお伝えします。むしろ宴の後をぜひお伝えしたい。

◆美しすぎる商業施設や公共空間のクリスマスツリー

こちらは毎回工夫が凝らされるギャラリーラファイエットのクリスマスツリー。毎年担当ブランドが変わりますが、今年はラグジュアリーブランドのPIAGETが担当したホリデー感満載の華やかなツリーです。館内3階には期間限定の空中通路が設けられ、クリスマスツリーを背景に無料で撮影してくれるコーナーもありました。普段でも美しいギャラリーラファイエットが、この時期は一際艶やかに煌きます。

こちらは高級ブランド立ち並ぶヴァンドーム広場のクリスマスツリー。黄色で統一されたイルミネーションと、シェイプなフォルムのツリーが大人の美しさ。私の前で写真撮影していたカップルが魔法に掛かったように美しいです。

◆家庭のクリスマスツリー

パリだけでなく欧米諸国で一般的だと思うのですが、クリスマスツリーは生木を買い求め、毎年使い捨てです。11月になるとパリの花屋さんやスーパーマーケットに山のように生木のクリスマスツリーが並びます。小さいものから巨大なものまで様々ですが、その圧倒的な量を見る限り、どの家庭でも生木のクリスマスツリーを買い求めて、保管してある飾りでデコレーションするようです。我が家の近所でも、大きな生木のクリスマスツリーに、保管してあった多種多様なオーナメントを飾り家族でクリスマスを祝う様子が見られました。

◆宴の後の野良ツリー

華やかなクリスマス、そして新年の華やかな花火を終え、落ち着きを取り戻したパリの街を歩いていて気づいたこと、それは其処彼処に役目を終えたクリスマスツリーが放置されていること。本ブログでは仮にそれを「野良ツリー」と呼称したいと思います。こちらは1/4に見つけた野良ツリー。おそらく家族が新年早々にバカンスに行ったのでしょうね、通りの真ん中に放置されていました…

こちらはサン=ジェルマン・デ・プレ界隈で見つけた野良ツリー。1本だけ縛られている感じがシュールです。ちなみにこの時点でまだサン=ジェルマン・デ・プレのクリスマスマーケットは開催されているので、一般家庭の野良ツリーだと思います。

こちらもサン=ジェルマン・デ・プレ界隈で見つけた野良ツリー。ダンボールと一緒。少しでも寒くないようにとの配慮でしょうか…

さらに街角で見つけた野良ツリー。袋を被されていて、1本だけでポツンと、どこか寂しそうです…

ちなみにこれらの野良ツリー、ゴミ回収ルートに放置されているので、いつかゴミ回収屋さんが持って行ってくれるのだと思います(ただし最初の1本は除く)。欧米のクリスマスシーズンに旅行に来ると、素晴らしく美しいツリーとその情景だけが見えると思いますが、宴の後にはこの様に寂しそうな野良ツリーが現れることもまた、欧米の真実の姿だと思います。

とは言え、個人的には生木ツリー大好きなので、今年は生木ツリーに挑戦してみたいと思います。そして、クリスマスシーズンが終わったら、労を労い大切に送り出したいと思います。


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