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パリお外ごはん 手打ちうどん喜心

素敵なムッシュに連れて行っていただいた、パリで本格的手打ちうどんをいただけるお店です。
実はこちらのお店、元は慶應義塾大学近くの港区三田一丁目創業で、2015年と2016年のミシュランガイド東京版でビブグルマンを獲得するほどの人気店でしたが、若き店主が思い切った決断をして東京のお店を閉めてパリに移転、パリ出店から3年経った2018年、今度はミシュランガイドパリ版のビブグルマンに選ばれたという、実力派の大変素晴らしいお店です。

食材の制限があるパリであっても、九州産の小麦粉100%、出汁は北海道産の昆布と築地和田久のスペイン工場から仕入れた鰹節を使用した自家製出汁、醤油を含め化学調味料、保存料一切不使用というこだわりです。
更に、麺を打つ上で重要な水は、軟水器を使って日本の水に近づけて、日本で戴くのと同じようなうどんのコシと喉越しを再現しているとの事。

日本ではあまりイメージできないと思いますが、海外生活していると、普通に美味しいちゅるちゅるのおうどんが、澄み渡ったダシと一緒に戴ける事ほどの幸せはありません。という事で前置きが長くなりましたがお店はこちらです。

店名:手打ちうどん 喜心
住所:9 Rue de Ponthieu, 75008 Paris

◆とりあえず

ビール!!!
日本では普通だと思いますが、フランスだとなかなか“とりあえずビール”しづらいのですよ。ビール冷えてないし、とりあえずスパークリング頼む感じだし。という事で、この冷え冷え生ビールでとりあえず乾杯!!できる幸せを噛み締めます。すーぱーどぅらーい!

◆前菜

牛すじの八丁味噌煮込み(上)、天ぷら盛り合わせ(中)、茄子と生麩の揚げ出し(下)。フランスのビストロのように、このメニューは誰の注文だから…という事を意識せずにシェアできるのが日本料理屋さんの良いところ。6ヶ月ぶりに自然と取り分け皿を出してくれる店員さんを見て、ほぼ泣きそうになりました。

◆おうどん

鴨ざるうどん(温汁)(上)、汁なし担々麺 (辛)(下)
わたくし鴨ざるに目がないのですが、まさかフランスで鴨ざるを戴けるとは思いませんでした。鴨の地味と醤油ダシの旨味がおうどんに絡まって大変美味しくいただきました。
担々麺は、花椒が遠くで香る程よいスパイシー感と濃厚なゴマがおうどんに絡んで大変美味しくいただきました。

ちなみにランチはおうどんを注文するとごはんか小鉢がついて16€〜と、こちらも物価の高いパリではお得なので、次回はランチでも伺いたいと思います♪



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