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パリのクリスマスマーケット事情_パリ節約自炊生活番外編

ストラスブールのクリスマスマーケットでは悲しい事件もありましたが、パリ市内のクリスマスマーケットは元気に営業中!という事で今回はパリのクリスマスマーケット事情です。
そもそもクリスマスマーケットはドレスデン発祥とされていて、ドイツやオーストリアが本場です。つまり、フランスのクリスマスマーケットは言わば輸入品で、伝統や歴史的背景にうるさいフランスにしては珍しく、色々なパターンのクリスマスマーケットが存在します。今回は規模別に幾つかのクリスマスマーケットの様子と、日本では意外すぎる"ある常識"についてお伝えします。

◆小規模:サン・ジェルマン・デ・プレ

パリ左岸のお洒落街サン・ジェルマン・デ・プレのクリスマスマーケットは、同名の教会の周りにこじんまりとしたお店が幾つか立ちます。センスの良い可愛らしい小物も多く、サン・ジェルマン・デ・プレ観光のついでに寄るのにもってこいです。美しい教会の周りにちょこんと配された屋台がとても可愛らしいです。

◆小規模:サン・ミッシェル

サン・ジェルマン・デ・プレから徒歩で10分程度、クリュニー・ラ・ソルボンヌ駅を含むサンジェルマン大通りにもクリスマスマーケットが立ちます。土産物や美味しそうなお菓子、ワインなどのマーケットが通りに並び、目移りしてしまいます。

◆中規模:オテル・ド・ヴィル(パリ市庁舎広場)

オテル・ド・ヴィル(パリ市庁舎広場)では、広い敷地に森を再現されていて、タイル張りの床だったはずの場所に高いもみの木がそびえ立ち、さながら森の中に迷い込んだようです。森の小道沿いに、小さなお店やフォトスポットが点在しています。ここのポイントは何と言ってもサンタさん!気まぐれですが、基本的には毎日出勤?しているようで、気さくに写真撮影に応じてくれます。暇だと自分から、特に若いお姉さんを中心に声をかける、フランス人らしいサンタさんです(笑)

◆中規模:ル・アレ

ル・アレ駅直結のショッピングセンター周辺にあるこちらのクリスマスマーケットの目玉は、パリ最大級と言われるクリスマスツリー。屋外ですが屋根があるため、雨の火でも濡れずに鑑賞できます。隣には小さいですがスケートリンクもあり、地元の子供で芋洗状態でした。

◆大規模:チュイルリー庭園

パリ最大のクリスマスマーケットがこちら。昔はシャンゼリゼ通りにあったようですが、近年では広い敷地のあるチュイルリー庭園に移動しています。こちらはクリスマスマーケットと言うよりも、もはや移動遊園地。普段は公園の敷地内に、食べ物屋さん、お土産物屋さん、巨大遊具、VR遊具、イルミネーション、終いにはATMまである、一台エンターテイメント施設です。

夏の移動遊園地の時も来ていたお化け屋敷、ゾンビがサンタさんになっています。

巨大な観覧車も設置されています(その名もジュピター)。タイミング良く、観覧車からシャンパンフラッシュのエッフェル塔を見る事ができました。最高に美しかったです。

◆クリスマスは12/25では終わらない

今回紹介したチュイルリー庭園やル・アレのクリスマスマーケットは1/6が最終日。日本だと12/25にツリーを片付けて慌てて即門松ですが、フランスの一部のクリスマスマーケットは1/6まで続けられます。これは、1/6が公現祭と呼称される聖日で、西方教会では12/25から1/6までの12日間を降誕節としてイエスの誕生を祝う習慣から来ているようです。日本だと12/26にクリスマスツリーが出ていると仕舞い忘れた感が半端ないですが、フランスでは堂々とクリスマスマーケットが開催されています。

と言う事で、フランスへのご旅行をご検討の方は、1/6までクリスマスを満喫できますので、ゆっくり予定を立ててお越しください。マーケットの場所や開催時期の詳細はこちらのO'BON PARIS BLOGをご覧ください。

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