見出し画像

諸行無常

諸行無常(しょぎょうむじょう)
この世の全てのものは、移り変わり、
また生まれては消滅する運命を繰り返し、
永遠に変わらないものはないということ。
人生ははかなく虚しいものであるということ。
仏教の根本的思想である三法印のひとつ。

引用元:Goo辞書

皆さんこんにちは。
最近は哲学的なテーマについて考えることの多い私です。

今日は私の好きな四字熟語の紹介から始めてみます。
諸行無常。皆さん恐らく一度は耳にしたことがあるかと思います。
上に辞書で引いた意味を記載しましたが、
要はこの世にあるものは全て変わっていくというもの。
それは目で見える物質的なものは勿論、
目に見えない人の気持ちや関係性も。
引用文には「人生ははかなく虚しい」と書いてありますが、
私はこの言葉をそこまで悲観的には捉えていません。

今そこにある幸せの瞬間は永遠に続くこともあるし、
残念ながら暫くして壊れてしまうこともある。

今いる最高に仲の良い友達との友情が
何かのきっかけで終わってしまうこともある

今目の前にいる愛する人と一生を添い遂げることが
出来る人もいれば残念ながら様々な理由によって、
その関係性が終わってしまうこともある。

だから改めて全ての幸せな出来事は奇跡的でとても美しく素晴らしいことだと思う。

天気が良い日に散歩をするために外出して、
散歩の途中に素敵なカフェを見つけて入ってみる。
カフェマキアートを頼んで窓際の席でそれを持ってきた本を読みながら楽しむ。
カフェを出て歩き続ける。大好きな音楽を聴く。
暗くなってきたので家に戻る。
帰宅前に立ち寄った可愛い花が可愛かったので買って帰る。
キャンドルに火を灯してさっき買ってきた花を花瓶に入れて飾る。
夕飯づくりを始める。
棚の中身を確認すると偶然にもケーキに必要な材料が揃っていたので、
思い立ってケーキを手作りしてみる。
日本の同じ家賃のアパートではありえない、立派なオーブンがキッチンに備え付けてあるので、それを使ってケーキを焼く。
音楽を聴きながらケーキが焼きあがるのを待つ。
その間にメールを返信、SNSを軽くチェック。
ケーキが出来上がってコーヒーを淹れてそれと一緒に楽しむ。

当たり前の日常。
思い立ったタイミングで好きな時に好きなことが出来る自由。
遠く離れた日本の友人とも無料で通話が出来たり
テキストを送ることが出来るテクノロジーの発達。
世界の名作を日本語やその他の自分が理解できる言語で享受できること。
食べたいものを簡単に作ることが出来る、日本食さえも手に入る環境。

一つ一つのことが当たり前のように思えて、
その裏で色々な人の努力の結果で成り立っている。

過去の記事を読んでくれている皆さんは
前にも似たような私の記事を読んだことがあると思います。

歳のせいなのか、最近は本当に日常の当たり前のことにも感動することが多く、ただでさえ涙もろいのにそれに拍車がかかりちょっと大変です。苦笑

それでもそんなことを2024年早々の地震を受けてから思うわけです。
今日そこにある平和が明日もある保証なんてどこにもない。
このように考えると私がいま外国にいて普通に生活出来ていることも、幾つもの偶然と奇跡が重なった結果のように思える。

だから今年は今まで以上にこのことを意識して今仲良くしてくれている人たち、生活する中でかかわってくれている人たちに感謝しながら後悔のないように日々を生きていきます。

12月ですが、仕事や旅行で実は
映画を殆ど見ることが出来ませんでした。
従って、12月に見たり聞いた音楽・映画についての記事はお休みします。
今年はもっと毎月沢山の音楽・映画・アートに触れたいのと、
あと本を読みたいです!
そろそろドイツ語の本にもチャレンジしたいと思ってます。

皆さんは2024年の目標を決めましたか。
今年はどんな年にしていきたいですか。

皆さんにとって素敵な1年になりますように◎




サポートありがとうございます。カフェ作業が好きなのでコーヒー代として有難く頂戴し、より為になる記事を執筆することによって還元できるよう頑張ります!