ユンケル

今はデータ分析とデータ・ドリブンカルチャーの浸透がお仕事。 時に、スポーツと車を愛する…

ユンケル

今はデータ分析とデータ・ドリブンカルチャーの浸透がお仕事。 時に、スポーツと車を愛する、マーチャンダイザー。 大学はスポーツビジネス専攻。F1チームのビジネスや、自動車業界やスポーツチームのマーチャンダイズ(グッズ)が好きでたまに考察。

最近の記事

コロナ禍で日本のデータ活用が進む!?

今、世界中では新型コロナウイルスが流行り大変なことになっています。 日本も例外ではなく、緊急事態宣言に、外出制限などの対策をして押さえ込もうとしています。今世界中が見えない敵と戦っている状況だと思います。 見えない敵コロナウイルスを”見えない敵”と言いました。確かに物理的に人間の目には、ウイルスなんて小さすぎて見えないです。 しかし、見えない敵をいかに人間の見えるようにし、その情報を元にいかに脅威から自分の身を守ることが大切なのではないかと思っています。 最近は、デジ

    • MD展開 -BMWの場合-

      最近は、自動車メーカーのMD(グッズ)展開について、メーカー別に考察しています。 メルセデスベンツ、アウディに続いて、今回もドイツ車の、BMWをみてみました。 ラインナップBMWも人気のドイツ車のひとつです。BMWもMDのことは、コレクションと呼んでいます。どうやら、外車はMDのことをコレクションと呼ぶメーカーがほとんどのようです。 ラインナップですが、HPからカタログをみると、とても豊富です。カタログだけで6冊あります。 その中身ですが、特にアパレル系が多く、全体の品

      • MD展開 -アウディの場合-

        メルセデスベンツに続き、今回は、ドイツ車のアウディのMD(グッズ)展開をのぞいてみました。 アウディも、メルセデスベンツに続く人気のドイツ車ですね。流れるウィンカーの先駆けで、個人的にもカッコイイというイメージです。 展開/販路アウディも、ドイツ本国アイテムと、日本のローカルアイテムを販売しておりMDのことを、コレクションと呼んでいます。 日本での販路としては、自社ECサイトと、ディーラーでの販売です。 ①ディーラー まず最初に、アウディに限らず、外車のディーラーは直営

        • MD展開 -メルセデスベンツの場合-

          先日、日本における輸入車業界のMD事情について書きまして、今回からさらに踏み込んで、メーカー別にどんなものを売っているのか、そこにどんな戦略が見え隠れしているのか、考えてみようと思います。 初回は、輸入車といえば、のメルセデスベンツです。 欲しい外車といえば、メルセデスベンツ、と言う人は今や多いのではないのでしょうか。 ベンツはドイツ車メーカーの中でも有名で、おベンツと呼ばれたり、お金持ちステータスのイメージがついているかと思います。車両の面から見ると、他の輸入車とは一線

        コロナ禍で日本のデータ活用が進む!?

          日本とは違う、MLBのグッズ展開

          前回は、日本のプロ野球チームのグッズ(MD)展開について書きました。 今回は、同じ野球でもアメリカ、メジャーリーグ(MLB)のグッズについて考察してみます。 アメリカのMDそもそもですが、野球に限らず、アメリカはMDはほとんどがラインセンス品で揃えるのが主流のようです。自分たちで企画から製造の管理などはせず、ラインセンスを出し、製造元の販路でも売るし、同じものを自分たちのオフィシャルアイテムとしても売るのです。 分かりやすい例は、NEW ERAのキャップだと思います。同じキ

          日本とは違う、MLBのグッズ展開

          プロ野球チームのグッズ展開

          今回は、日本のプロ野球チームが展開している、グッズ(マーチャンダイズ、MD)について、全球団をみて思ったことを書きます。 スポーツチームなので、試合でのチケット、放映権なども大きな収益になりますが、その次くらいにMDの収益は大きいと思います。 チケット収入や、試合での飲食収入は、スタジアムのキャパもあるので、上限がありますが、MDはこれら他の収入源と比べ、これからも取り組み次第でビジネスを大きく、収入も増やせるものです。 展開日本のプロ野球チーム全12球団のグッズをオンラ

          プロ野球チームのグッズ展開

          輸入車業界のグッズ事情

          前回、自動車業界のグッズ展開について書きましたが、今回は輸入車業界に関してもう少し詳しく考察してみます。 というのも、日本車であれば、本社は日本にあるのでMDの意思決定は早いしシンプルなのですが、外国車を日本で販売し、MDもやるとなると事情も業務も複雑になると思うからです。 アイテムの種類外車メーカーのMDは大きく3つに分けられると思います。 ①本社アイテム ②ローカルアイテム ③ラインセンスアイテム ①本社アイテム 本社が開発して揃えたアイテムがあります。それを日本で

          輸入車業界のグッズ事情

          自動車業界のグッズ展開

          グッズ=マーチャンダイズは、各業界、会社ごとに部門があります。 スポーツチーム、芸能人、キャラクター、自動車メーカー、テーマパーク...。 今回から、業界ごとにMD(マーチャンダイズ)について考察しようと思います。 個人的には、車とスポーツチームのMDが好きで、今回は自動車業界から書きたいと思います。 自動車業界のMDまず、前提として、自動車メーカーは車を売るのが本業です。その他、アフターセールスとして、部品交換などのパーツビジネスもあります。 自動車アクセサリー、例えば

          自動車業界のグッズ展開

          マーチャンダイズ(グッズ)はCI問題にどう対処していくか。

          前回は、今後MDが目指す理想像について書き、普段使いできる商品の導入を挙げました。 普段使いできる商品で重要なのは、一つは"デザイン"です。 ロゴやエンブレムなど、その会社の"顔"の主張が前面に出ていると、普段使いしにくく、生活の中に入り込めないことが多いからです。 では、ロゴやエンブレム含め、自由にデザインしたいものですが、MD部門を持つような企業には必ず、CI(Corporate Identity)があります。 CIは企業の理念やコンセプトの元、ロゴやマークの使い方

          マーチャンダイズ(グッズ)はCI問題にどう対処していくか。

          グッズ業界の未来②

          前回、マーチャンダイズ(グッズ)業界の未来について、こうしたら売上も伸びるのでは、という内容を書きました。 ①普段使いできる商品を導入する。 ②高品質な商品を導入する。 上記が、それに向けてする内容でした。 では、実際それがうまくいったら、その先どうなるか、が今回の話です。 ①普段使いできる商品の導入 ロゴやマークの主張を、今より抑え、色もイメージカラーに限らず、デザインに富んだものを用意。お客さんのベネフィットに結びつけば、そのアイテムはコアファンに限らず、ライトフ

          グッズ業界の未来②

          グッズ業界の未来

          前回、マーチャンダイズ(グッズ)業界の現在について、書きました。 今日はマーチャンダイズの未来について考えたことを書きます。 【現状】 ・MD業界の現状はロゴ、キャラクターを前面に出したアイテムがほとんど ・でも、それだけで売れる時代は終わってきている ・今までのラインナップ+αの価値を生み出せるかが鍵 現状のままでは、この先売上は横ばいで、大きく増えることはないと思います。 消費者も自由にネットで物が手に入るようになり、目は肥えてきていますので、ただのマークがプリント

          グッズ業界の未来

          グッズ業界の現在

          グッズって、集めたり身につけたり、生活の中で使ったりして、選ぶのが楽しいですよね〜! 前回、キャラクターグッズや、スポーツチームのグッズ、テーマパークのお土産ショップなどで売っているグッズを、マーチャンダイズ、略してMDと言うとお伝えしました。 私は、MDは他の本業ビジネスに付属するものだという解釈をしています。 要は、メーカーではない、ということでもあります。スポーツウエアのブランド、メーカーがランニングシューズを作るのとは異なります。なのでナイキやアディダスとは別枠な

          グッズ業界の現在

          MDって何?

          MDとはマーチャンダイズの略。要は「グッズ」のことです。 (※かつて音楽を録音していたMD=Mini Discの話ではないです。) スポーツチームのユニフォームやタオル、人気キャラクターのキーホルダーやフィギュア、動物園や美術館のお土産やさんにあるぬいぐるみやハガキ......。こういうものは、マーチャンダイズとも言います。 私はこういった類のグッズや雑貨が大好きで、美術館に行っても一番の楽しみは最後のスーベニアショップだったりします。(笑) 使うか分からなくても、デザイ

          MDって何?