血のつながり

自分の顔が嫌いなのは母親に似ているから。

母親のことが嫌いと言うと

「親になれば、ありがたみがわかるよ」と返されたけど

自分が親になったら

より一層嫌いになった。


彼女の干渉は独特のもので

自分の価値観に合わないものは全て否定する。

素直な姉はそれに従い

疑問に思う私はそれに意見する。

「どうしてあなたは普通にできないの?」

いつもそう言われ続けていた。


歳を重ねれば重ねるほど

私は彼女が嫌い。

彼女を嫌う私を叱る父には距離を感じ

素直なままの姉には壁を感じ続けている。


彼女も年老いてきたというのに

この気持ちは増幅し続けている

私は「普通ではない」非情な人間なのである。



呼吸をするように、絵を描くように 自由に言葉を使って表現したいと思っています。 ちょっとでも共感してくださったら ぜひ、フォロー&スキしてください❤️