親族内承継

従業員承継の課題


従業員承継とは、例えば創業から一緒にやってきた取締役や、工場長、番頭さん等に会社を引き継ぐことです。
このような会社も多いと思います。
これにはどのような課題があるでしょうか?

・そもそも引き継ぐ適任者がいない。
・適任者が複数いて選べない、他の従業員が納得しない。
・適任者はいるが、リスクを取って引き継ぐ気が無い。
・取締役に引き継ぐ予定だが、能力が足りない。
・取締役に引き継がせて取締役の人生を変えてしまって良いのか分からない。
・業界の先行きが読めないので申し訳ない。
・引き継ぐ資金が準備でき無い。
等々

お分かりのように、親族内承継と同じような課題が出てきます。

① 適任者の存在→引き継ぐ適任者がそもそもいるかどうか?
② 覚悟と能力→適任者に引き継ぐ気持ちと能力があるかどうか?
③ 会社の業績→会社(事業)に魅力や将来性があるかどうか?
④ 資金の準備→引き継ぐ資金を準備できるかどうか?

このようになります。
この4つが上手くハマれば、スムーズな従業員承継が可能になります。
①は、もし適任者がいなくても、これから育てていくことや、ヘッドハンティングすることで解決可能です。
②は、日頃から適任者としっかりコミュニケーションを取っていくことが大事になりますが、覚悟の部分は親族よりも難易度が上がります。
③は、事業にもよりますが、適任者が社長をやりたいと思えるような会社しなければ、引き継ぎを断られてしまいます。
④は、親族で無くても、現在は様々な制度が利用できますので、その辺りを調べておくことで準備ができます。

こちらも今後のコラムで、それぞれ具体的に書いていきますので、ご期待ください!

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