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車の住所変更の申請方法

引越して車の管轄地区が変わったら車のナンバーも変更しなければいけないことを知っていますか?
私は引越に伴うナンバー変更を2回やりましたが、引越は今後もするかもしれませんし、数年経った頃に「あれ?申請どうやるんだっけ?」となってしまうのはもう嫌なのでこちらにまとめる事にしました。

この記事では、駐車場は賃貸(自分の土地管理の駐車場ではない)パターンで、自分で警察署と陸運局に行き、自家用車の住所変更及びナンバー変更する手続き方法についてまとめました。

住所変更(ナンバー変更)までの大まかな流れ

  1. 警察署で車庫証明書をもうら

    1. 駐車場貸主から保管場所利用承諾証明書をもらう

    2. 警察署で車庫証明書を申請する(申請後、後日受け取りに行く)

  2. 陸運局で車検証の変更申請をする(当日中に全て終わります)

警察署で車庫証明書をもらう

まずは警察署から車庫証明書をもらうために必要となる書類が以下になります

  • 車庫証明書申請書(警察署内で書けばよい)

  • 駐車場の地図(手書きで問題ないため警察署内で書けばよい)

  • 保管場所利用承諾証明書(事前に駐車場の貸主に依頼してもらう必要がある)

  • 身分証(免許書持って行けばよい)

  • 印紙(警察署内で買えばよい)

  • ※車検証(必要書類ではないが持って行った方が良い)

ということで、事前に手配しておかねばならないのは「保管場所利用承諾証明書」だけです。身分証は忘れず持って行って、残りは全て警察署内で書けばよいです。手早く済ませたい方は駐車場の場所の地図を印刷して持って行けばフリーハンドで記載せずに済みますのでその分時短になります。私は毎回警察署に行ってからgoogle mapを見ながらフリーハンドで書いていますが、意外とセンスが問われるのでヘタな地図を描くのが恥ずかしい方は印刷して持って行くことをお勧めします。
また、駐車場の配置図も記載する必要があるため駐車場全体が分かるような写真を1枚スマホで撮っておくとスムーズに記載できます。

※車検証は必要書類では無いが、車の「型式」とか「車体幅」などの情報が必要になるので持って行くことをお勧めします
印鑑は不要です。

駐車場貸主から保管場所利用承諾証明書をもらう

駐車場の大家さん(マンションの駐車場であれば管理人とかに頼めば手配してくれるはず)に依頼しましょう。無料で発行してくる貸主さんも多いですが、場合によっては有料な場合も結構あります。私が昔使っていた駐車場では発行するのに2万円手数料として掛かると言われたことがあります。(さいてー)
ちょっと余談ですが、2万円と聞いて、「絶対払いたくない、承諾証明書なしの方法はないのか」と思い調べると、裏技で「駐車場の契約書で代用できる可能性がある」という記事を発見したので、代用してみようと試みましたが警察署で「これをしてしまうと又貸しが出来てしまうことになるからNGなのです」と丁寧に断られました(泣)結局その駐車場は解約しましたけどね。

警察署で車庫証明書を申請する

保管場所利用承諾証明書を入手したら警察署へ申請しに行きましょう。
前述したとおり、他の書類は署内で用意できるので大丈夫です。
駐車場の地図と、駐車場内での自分の車の位置(駐車場No)が必要になるので不安がある人は地図を印刷したり、自分の車が止まっている駐車場Noを写メっとくと良いと思います。最近ではスマホで地図見れるので簡単に手書きできると思います。

また、印紙代はかかるので現金を持って行きましょう。
申請後、数日で出来上がるので後日受け取りに行きます。(一日で完結しないところがサラリーマンや働いている人にとっては痛いところですよね。)

陸運局で車検証の変更申請をする

陸運局で必要になる書類は下記になります

  • 車検証

  • 申請書(局内で書けばよい)

  • 印紙(局内で買う)

  • 車庫証明書

  • 印鑑

  • 住民票の写し(マイナンバーカードを持っていればコンビニでも取得できる※自分の自治体を確認してください)

警察署で受領した車庫証明書に加えて、今度は住民票も必要になりますのでご準備ください。
陸運局はディーラーの方々がたくさんいて、結構待たされることもあるので時間に余裕がある日に行きましょう。
「引越ししたので車のナンバーを変更したい」と伝えれば申請書を案内されるので案内に従っていけば手続き完了します。

印紙代がかかるので現金は持って行きましょう。

自分でナンバープレートを付け替える

新しいナンバープレートを手渡しされるので、自分で外して付け替えます。
プラスドライバーだけは借りれるはず。車によっては特殊なネジの場合があるので自分の車のナンバープレートのネジは確認しておくと良いでしょう。
ちなみに私の車はトヨタのアクアですが、アクア専用のネジになっており、専用のスパナ?みたいので付属品としてついていました。

自分で付け替えたら、古いナンバープレートは返却します。
以上で終了、頭に新しいナンバーを叩きこみながら帰りましょう。

さいごに

引越ししたのに車検の住所を変更しないとどうなるのか。

まず厳密には車両法として車の住所が変わった場合は15日以内に変更手続きすることが義務付けられているようです。これに違反すると50万円以下の罰金ということですので気を付けましょう。車庫法というのがあり、車庫の場所を変えただけでも原則は変更しないといけません。
また、自動車税や車検の通知書が旧住所に届いてしまうので、これを受け取れなかった場合、税金の滞納にもなってしまいます。

まとめ

  • まずは駐車場の貸主さんから保管場所利用承諾証明書をもらおう

  • 警察署で車庫証明書申請をする、保管場所利用承諾証明書以外の書類は警察署で用意できる

  • 車庫証明書を受領したら、必要書類をもって陸運局へ車検証の変更申請をする

  • ナンバープレートを自分で付け替えて古い方は返却

  • 車検証の住所変更をしておかないと罰金や税金滞納のリスクがあるのでちゃんとやりましょう

番外編

車の住所変更をせずに2回以上引越しをしている場合

「車の住所変更をせずに2回以上引越しをしている」別の言い方をすると「車検証に記載されている住所が前の前に住んでいた住所」ということ。
わかりづらいので具体的な例を挙げますと、例えば、川崎から大阪へ引越し、次に大阪から東京に引越したとします。引越しの際にはちゃんと住民票をそれぞれ川崎から大阪へ、大阪から東京へと移しているとします。
最近はリモートワークがあるので「転勤族」なんて言葉を聞かなくなってきましたが転勤族ならあり得るケースですね

こんなケースの場合、住民票に加えてもう一つ必要書類が増えます。
住民票には「転入先と転出元」が記載されています。上記の例の場合、現住所は東京なので今お住まいの住所と、一つ前の大阪の住所が記載されています。
しかし、車検証に記載されいているのは川崎の住所なので、「川崎から大阪へ引越ししたことを証明」できるものが必要なのです。
そしてそれを証明できる書類というのが、「住民票の除票」あるいは「戸籍の附票」のどちらか片方があれば大丈夫です。

住民票の除票 or 戸籍の附票

住民票の除票というのは、「以前その町に住んでいた」ことを証明してくれる書類です。例でいうと、大阪か川崎の役所で発行してもらえます。役所に依頼すれば送付してくれる自治体がほとんどだとは思いますが、コンビニとかでは発行できません。
除票には転出先・転入元が記載されているので、この場合大阪と川崎どちらで発行しても「川崎から大阪へ引越ししたことを証明」できます。

また、戸籍の附票は自分の戸籍がある自治体で発行できます。これには今まで住民票を移したきた履歴が全部記載されているため、こちらでも「川崎から大阪へ引越ししたことを証明」できます。

ということで、選択肢としては1つは川崎で除票を発行する、2つ目は大阪で除票を発行する、3つ目は戸籍のある自治体で戸籍の附票を発行する。この3パターンのいずれかをすればOKです。

余談ですが、私はこの書類が必要であることを陸運局に申請しに行く前日に気づき、当日大急ぎで川崎へ除票を取りに行きました。
そして無事陸運局で申請を済ませましたが、私の少しあとに申請しに来ていた人がこの書類が必要であることを知らずに来てしまっていたようで、局内の方に説明され出直す事になっていました。時間を無駄にしないためにも必要書類はしっかりと調べましょう

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