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小倉サマージャンプコース分析

小倉3390メートル

で争われる小倉サマージャンプ。1999年にジャンプグレード制導入後距離は変わっていません。画像はJRAより転載。

通常の小倉3390メートルと違いは、正面スタンド前の6号竹柵障害の高さが140センチである事です。

写真は昨年の小倉サマージャンプの6号竹柵障害。

比較のために今年の7/10の小倉障害オープンです。

小倉サマージャンプの方が竹柵障害が高いことが分かります。

同じ距離で天候が晴れか雨で馬場は両方とも良馬場ですが、タイムが7秒もさがありますね。単純比較はできませんがレベルが違いますねー

小倉と福島の違い

似たようなコース形態なので、福島と比較されがちなのですが、福島との最大の違いは障害の種類がハードルが固定と言われていますが、一番の違いは襷を抜け方が福島は向正面から入り正面へ出るのに対し小倉は逆に正面から入り向正面へ出ます。一見変わらないように見えますが、福島より小倉の方が小回りの分襷とコーナーとの間隔が狭いのでより小回りなコーナーリングを求められたり、襷を抜けてからのコーナー数が福島は4つに対して6つと2つも多いという部分でスタミナが要求されるという事です。また、近年ハロンタイムが早くなっているところからスピードも要求されるため、スピードとスタミナ、更にコーナーワークも求められるというハイレベルなコースになっています。

参考ハロンタイム
小倉サマージャンプ13.1〜13.2秒
小倉一般OP3390m13.4〜13.7秒
福島一般OP3380m13.1〜13.3秒
小倉SJは過去5年の勝馬、一般OPは小倉は2021年、福島は2020、2021年の勝馬で抽出。

以上が小倉サマージャンプのコース分析です。
小倉は去年までは障害3390メートルは小倉サマージャンプのみでしたが、一般OPも同じ距離設定が出てきましたので、竹柵障害の高さのみが違うだけという記事にするには少し物足りないですが、意外とスピードが要求されるので、逃げ馬が逃げきれないという事態は多いですね。

それでは

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