見出し画像

千葉駅前にオシャレでおいしい「ブクコン」がオープンしていたので行ってきた!

百貨店の書店コーナー。

それを聴いて、あなたはどんなものを想像するだろうか。ぼくは、割と味気ないものを想像してしまう。実際なんとなく「ある」だけのところも多いだろうけど、それは仕方ないのことだ。百貨店の書店コーナーというのは、「百貨」をうたう以上はセットしておかないといけない機能のひとつに過ぎず、別に力を入れる必要もなければ、客側も大きな期待をしていないものだからだ。(大手書店がテナントとして入っている場合は別)

そんな「百貨店の書店コーナー」界に新星があらわれたというので行ってきた。

9/15、千葉駅から歩いて5分の場所にある千葉そごう別館「ジュンヌ」の中にできた、書店コーナーは今までのそれとはちょっと違う。

まず、書店が16店舗も入っている。しかもそれぞれが「マンガ」、「SF」、「旅行」などの専門書店。シネコンならぬ「ブクコン」という感じ。

さらにミニシアターが併設されており、

オシャレでおいしいフルーツ甘酒まで飲める。

本、映画、甘酒。要素が渋滞しているが、雑多な感じはしない。むしろ清潔で余白の多い店内は居心地がいい。

店員さんたちはみな、フェスTのようなこの服を着て接客をしている。背中に描かれているのは、16種類の鳥。なぜ鳥なのか。16の書店名すべてに、鳥の名前が入っているからだ。

みみずく書房
書肆鴉(ショシカラス)
文鳥堂
コクリコブックス
つばめブックセラーズ
雀屋文庫
キツツキ書店
フクロウ堂
ピーコックアートブック
駒鳥文庫EAST
書房らいてう
鳩豆堂
タンチヨウ書店
ホオジロブックス千葉駅本店
絵本のペンギン堂
ペリカンブックス

全部テイストの違うロゴが作られていて、それぞれの棚に貼られているのがかわいい。

この特異な書店をプロデュースしたのは、かもめブックスをつくった柳下恭平さん率いる場づくりチーム「エディトリアルジェットセット」。�池袋の梟書茶房に続く新店だ。

全館リニューアルの影響で土日は混み合うかもしれないが、フルーツ甘酒と一緒にサラダロールも食べられるので、本を一冊買って、朝ご飯をゆっくり食べるのもいいかもしれない。ちなみに夜は20時までの営業なので、早めに行くのがおすすめ。

またひとつ、近くに住む人が羨ましくなる書店が生まれた。都心からはちょっと遠いけど、近々ゆっくり行きたいなあ。

16の小さな書店
千葉市中央区新町1001千葉そごう ジュンヌ館 3F
https://www.junnu.jp/?medium=listing&source=gss0914&campaign=junnu