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飲み会で「とりあえずあいつ呼ぼう」と言われる人

糸井重里さんが何かのテキストで「飲み会で、“とりあえずあいつ呼ぼう”と言われるやつはいいやつだと思うんです。子供にもそうなって欲しい」みたいなことを書かれているのを読んだことがあって、その時、「それいいなあ。いつかそんなやつになりたいなあ」と思ったんですね。

今でこそ「リア充エディター」なんて二つ名で呼ばれる僕ですが、昔は飲み会が苦手でした。爆笑トークはできないし、お酒も好きじゃなかったし……。「自分いなくてもこの飲み会盛り上がるんだろうな」と思って、存在価値が見い出せなかったんです。でも、いくつか行って色々試行錯誤してみるうちに、自分の役割がわかってきて少し楽しくなりました。

飲み会を、ひとつのビデオだと思うようにしたんです。映像作品。で、自分はそのリモコンになろうと。具体的に言うと「停止」と「巻き戻し」をがんばってやるようにしました。ちょっとわかりにくいですね。整理します。

■飲み会にあるとよい機能(メンツ) 
・再生:気持ちのよい乾杯
・一旦停止:わかりにくい話を停めて整理
・スキップ:つまらない話を切る
・巻き戻し:中座した人が話に追いつけるよう状況説明する
・停止:会計を仕切る
・取り出し:酔っ払い処理

これが全部揃っててはじめて、いい飲み会ができるんじゃないかなと。

飲み会苦手だけど行きたい(行かざるを得ない)って人は「停止」が一番難易度低いんでおすすめです。きちっとした印象も持ってもらえます。次点が「巻き戻し」。1番頼りにされるのは「取り出し」ですが、体力と忍耐力が必要。「スキップ」は、相当なコミュ力か信頼がないと、KY扱いされてしまいます。

「とりあえずあいつ呼ぼう」と言われる人は、これらのうち、複数の機能をひとりでこなせる可能性が高いです。

努力すれば誰でもできることなので、僕も引き続き、頑張りたいと思います。

乾杯!