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なんかめちゃくちゃいい感じのカフェ

小説家の小野美由紀さんとお茶した。

彼女からの連絡はいつもとつぜんで、話がはやい。今回も、連絡をもらってから48時間以内に会い、ふたりで大笑いする時間を過ごした。

小野さんとは、冒頭で引用したツイートにもあるように、弊社の近くにある喫茶店で落ち合った。コーヒーがおいしく、来客数によってジャズの音量を調節するホスピタリティがあり、居心地よく雰囲気の良い内装で、いつ行っても座れる。会社の近所にあって、こんなにありがたい店はない。

しかし、ぼくは知っている。こういう店ほどあやういのだ。

いつ行っても座れるのは満席になっていないからであり、居心地がよいのは回転率が悪いからなのである。東京にきて10年、こういう店がなくなるのを何度かみてきた。別れは、ある日とつぜんやってくる。「今月末をもって閉店することになりました」。

もうそんな別れは嫌なので、最近は極力、セブンイレブンではなくこのお店でコーヒーを買うようにしている。テイクアウトなら320円の、お姉さんがハンドドリップで淹れてくれるコーヒー。神保町にきてはじめての常連感もたのしい。

神保町の「きっさこ」、本当に素晴らしいお店なのでお近くにお立ち寄りの際はぜひ。ちなみに、喫煙可です。