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長生きの秘訣は、敬語

仕事相手とは年齢立場問わず、敬語で話すのが基本だと思っている。

敬語は、相手を敬う気があることを伝えるうえでたいへん便利なツールだ。もしこれを読んでいるなかに「敬語なんて形だけ リスペクトがあればタメ語でもSo good おれはクラブでも上司に遭遇」なんて思っているヒップホッパーがいたら、「なぜB-BOYが片足のズボンの裾をまくっているか知っているかい? 敬語も同じさ」とかっこよく伝えたい。(一生言うことないなこれ)

話がそれた。

敬語は、相手と一線をひく意味でも有効だ。互いに敬語を使っているうちは、良くも悪くも親密になりすぎることはない。何かトラブルが起きたときに毅然とした態度にも出やすい。が、しかし、である。最近仕事でタメ口を使ってしまうことがある。クライアントが後輩だったりするからだ。

6月に独立して以降、おかげさまでいろんな人に声をかけてもらい、仕事をもらっている。中には数年来の付き合いの後輩もいて、一緒にプロジェクトを進めることもある。せめて打ち合わせ中・取材中は敬語で話そうとするのだけど、優秀な後輩たちがつとめて後輩らしい態度をとってくれるので、ついつい敬語を忘れてしまう。プロジェクトに入っている他の方々もぼくらの関係を知っているので特別変な空気は流れないのだけど、せめて打ち合わせぐらいは徹底しないとと思い、つど反省している。

なぜか。これは仮説なのだけど、年下に敬語を使えないやつは長生きできないのだ。

書籍編集をしていたとき、優秀で仕事がたくさんあるフリーの方ほど偉ぶらず、駆け出しもいいとこの僕に敬語を使ってくださった。年齢と稼ぎが比例するとは限らないなと思ったが、年下にも敬語を使えるかどうかは確実に稼ぎに比例していた。

せっかくはじめた会社、どうせなら死ぬまではたらきあげたいと思っているし、そうすると必然的に年下に仕事をもらうことが増えていくだろう。ずっと若い人と仕事ができるよう、「かわいくて頼りになるベテラン」を目指して行く所存です。

男は愛嬌!