Calendyという、デザインはちょとあれだけど使いやすいスケジュール調整サービスがある。自分の予定の空いてる部分をマークすると、自動的にその箇所をテキスト化してくれてたいへん便利。たとえばこんな風に。

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05月11日(月) 13:00〜15:00
05月12日(火) 11:00〜12:00
05月13日(水) 12:00〜14:30
05月15日(金) 13:30〜16:30
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これを作るのに1分かかっていない。候補日を出すときコピペしてすぐ使えるのが楽で、いろんな人におすすめしたいサービスだ。（まだベータ版にもなってないアルファ版だそうなので使用は自己責任で）

今日、打ち合わせの候補日が欲しいと言われ、Calendyをひさしぶりに使った。無意識だったが、最後のログインから、ひと月以上が経っている。スカスカのスケジュールを数回なぞりながら、そのごぶさたかげんにおどろいた。

こちらから日程を出すことがなかったわけではない。取材や相談など、「このあたりでいかがでしょうか」と送ることはある。ただ、いつもと違って候補をたくさん出す必要がないのだ。なぜならみんな、家にいる。オンライン打ち合わせで埋まっている日もなくはないだろうが、2つか3つの候補を出せば、3、4人の打ち合わせはすぐ確定できる。

ふだんなら、ちょっとそこはオフィスにいなくてとか、会食（だいたいただの飲み会）がとか言って、ときに虚実入り混ぜて自分のペースを作っていけるのだけど、今はそれが難しい。みんなが家にいて、ネットにつながっている前提で、あらゆることが進んでいく。手っ取り早いが、気ぜわしい。

高校の野球部にいたとき、長距離を走るメニューが2種類あった。高校のまわり1周3キロぐらいのコースをぐるぐるまわる「外周」と、校門から琵琶湖まで行って帰ってくる「びわこ」。

どっちもキツかったけど、監督や先輩に校舎から見張られてるかも……周回遅れで走ってるのバレバレかも……と心配しながら走る「外周」より、好きに走れる「びわこ」の方がよっぽど気楽で、同じペース・同じ距離でも疲れなかった。東京中みんなで一斉にリモートワークをやってる現状（少なくともぼくの周りは）は、「外周」の気分に近い。

「びわこ」は、最下位群で共謀すると、実は琵琶湖まで行かなくても帰ってこられるのもよかったんだよなあ。

自宅勤務の方が見られてる気になるなんてSFみたい。