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スマホの普及がリュックを売り、SNSが耳のポテンシャルを引き出す

ここ数年、リュックサックを背負って歩く人が、以前に比べて格段に増えました。これはなぜか。みんながスマホを持つようになったからです。

サブスクリプションやYouTube、まとめサイトにいまあなたがご覧になっているこのnoteもそうですが、とにかくいまは「無料」や「◯◯放題」のコンテンツが多すぎて、時間がいくらあっても足りない。自分の意思で好きに過ごせる時間=可処分時間をいかに増やすかが、人類みんなの課題になっています。

とはいえ時間は増やせませんので、解決策は「ながら」に集約します。何かと何かを同時並行することによって、擬似的に可処分時間を増やすこの流れにのって一気に存在感を増したのが、リュックサックです。両手をあけて立ったり歩いたりできる(歩きスマホ、ダメ。ゼッタイ。)このカバンが、ゴールドラッシュのジーンズのように売れました。

特に女性用のリュックを売りまくった株式会社キャロットカンパニーは、スマホ時代のリーバイスと言えるかもしれません。「anello」って書かれたリュックサック、よく見ませんか? あれを作っている会社です。こういうやつですね。

両手をあけることで時間を増やした人類が次に狙う「ながら」は何か、それは「聴きながら」だと思います。Instagramをなんとなく見ているときやLINEをしているとき、移動中に情報を得る手段として、もっともっと耳が活用されるようになる気がします。アプリでバックグラウンド再生をしていれば、画面を占有することはありませんからね。

ということで——ラジオをはじめてみました。相棒は通称“知のドワーフ”。鴎来堂/かもめブックスの柳下恭平さんです。

タイトルは、『柳下今井のハッシュタグRADIO』。毎回、ディレクターから指定された3つのハッシュタグについて、10分ずつを目安に話します。ディレクターとか言うと、一気にラジオ感が出ますよね。初回は、 #ラジオ #今日のランチ #わたしのサブスク の3つについて話しています。

これから週1回、毎週金曜日にアップしていく予定です。よかったら聴いてみてください!