東京は冷たくない。温かい。

連休、身内に不幸がありお葬式のため地元に帰っていた。
家庭が少しごたごたしているため、悲しみに浸るというよりも、気疲れの方が大きかった。

しかし思ってもない人が心配してくれて優しくしてくれたことは嬉しくもあった。親戚は、年に一回くらいしか会わないし、友達ほど仲良くない。でも、小さい頃からずっと見てきてもらっていて、そういう人がいることは幸せなことだと思った。

おじいちゃんが亡くなった。おじいちゃんも小さい頃からずっとわたしを見てきてくれた人の1人だ。歳をとると、当たり前だけど年上の人がどんどん死んでいって、小さい頃の自分を知る人がそのうち自分だけになるんだろう。

お葬式は本当に疲れる。やれやれと思いながら東京に帰ってきて、わたしはとてもほっとした。ここにはわたしが選んだ暮らしがある。自分で自分の生き方を選べる人にとって、東京ほど温かい街はないだろう。

おばあちゃんが亡くなってから12年ぶりのお葬式。久しぶりすぎてどうしようと思ったので、とりあえず江國香織の『はだかんぼうたち』を行く途中の電車で読んでいた。この小説にもお葬式のシーンが出てくるのだけれど、お葬式から帰ってきたときの人の描写がすごく好き。こういう小説は人の血となり肉となります。

#コンテンツ会議 #エッセイ #コラム #江國香織

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

いいことありますように!
42

体で考えて、頭で感じて、心で動きたい。

自分の感覚と世間の擦れに、たまに驚くマガジンの記事が100件になったので第2弾作りました。
1つのマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。