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岡崎京子の『pink』読んだら春がきた

東京は、3月1日からずいぶん暖かくなり、急に春めいてきた。

暖かくなったのがうれしすぎて、最近の私は、テンションが少しおかしい。

家を植物で満たしたくなり、3月1日は花やさんに寄って花を買って帰った。

遅くまでやっている花やさんが近くになかなかないため、会社の近くの虎ノ門ヒルズの花やさんに行った。虎ノ門ヒルズの中に入っているだけあって、おしゃれでハイソな花やさんだった。

ドライフラワーがたくさんあったので、青のドライフラワーと、桃の枝を買って帰った。
ドライフラワーを買ったのは初めてだったけれど、1年くらい色は褪せないそう。長持ちするという花も、それはそれで素敵だ。

桃は買ったとき、まだつぼみだった。その桃の花がだんだん開いてきて、部屋の中で植物が生きている感じがするのが、すごく良い。

植物を増やしたい欲は、実は先日、岡崎京子の『pink』(マガジンハウス)を読んでからだった。主人公はOL(夜はホテトル嬢)だけど、部屋でワニを飼っている。そのワニが熱帯雨林で暮らす気分を味わえるように、ヤシの木とか熱帯ぽい観葉植物で部屋中を埋め尽くすシーンがある。

それがなぜかすごくうらやましくなった。

本当はワニを飼うのもちょっといいなぁと思ったけれど、さすがに無理だし、どちらかというと毛並みふさふさ系の生き物が好きなので、いつか猫を飼ったときの名前候補のひとつに「ワニ」を入れようと思った。

この漫画、この年で初めて読んだけれど、すごく良いので、読んだことない人にはぜひおすすめしたい。買って後悔はないです。

植物で部屋をすべて埋め尽くすのも無理だし、とても現実的な性格なので、桃の枝と、ドライフラワーと、友人の結婚式でもらった花束に入っていた謎の枝(葉っぱがたくさん生えてふさふさになってきた)の3つを部屋の片隅に並べて、満足している

暖かくなると、緊張していた心とからだが緩んでくる気がする。

あとは新しいおしゃれもしたくなる。

今から数年ぶりに髪を染めて、そのあと『シェイプ・オブ・ウォーター』観に行きます。

みなさまそれぞれ、佳い春の日をお過ごしください。

#コラム #日記 #エッセイ #春 #岡崎京子

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