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がんばった人はみんなパフェ食べたらいいんじゃないかな

先日noteにこんな記事を書いてから、私の中ではパフェがブームだ。


週に1回ペース、今のところタカノフルーツパーラー(新宿)、フルーツパーラーゴトー(浅草)、アサコイワヤナギ(等々力)、フルーツパーラーむらはた(金沢市!)4件に行った。

それぞれすごくおいしかったけれど、びっくりしたのはアサコイワヤナギの超豪華3000円(ドリンク付き)のパフェだ。果物ももちろんだけど、このパフェは特にチョコレートとベリーのジェラートが美味しかった。ホットチョコレートをかけて食べるという、美味しさが二重にも三重にもなって「これでもか!」とばかり攻め立ててくるようなパフェだった。

ここのお店はセブンルール(フジテレビ)にも出たらしくかなりの人気店。三連休まんなかの日曜、夕方頃に行ったらかなり混んでいて1時間近く並んだ。値段、アクセスの悪さ(近くに住んでいない限り行きづらい)、行列を考えると、なかなかハードルの高いパフェと感じた。

さてそれに比べると、タカノフルーツパーラーと、フルーツパーラーゴトーはだいぶ親しみを感じる。フルーツパーラーゴトーも15分ほど並んだけれど、人気店であることを考えれば許容できる。

タカノはすぐに案内してもらえたし、カウンターで一人で食べられるということを考えると、より手軽だ。ひとりでもいいよ、パフェをカウンターで手軽に食べようよ、という提案自体が素晴らしい。

こんな風にパフェについて考えていたら、もっと体系的に知りたくなり、『東京パフェ学』斧屋(文化出版局)という本を買うに至った。この本では、東京中のパフェを食べて歩いた著者が、パフェを分類し紹介している。デザインも可愛いし、美味しそうで美しいパフェの写真がたくさん載っているので、眺めているだけでパフェ心満たされる素晴らしい本だ。

パフェが、「果物のパフェ」「パティスリーのパフェ」「和風のパフェ」と分類できることも、この本で初めて気づいた。

その分類を考えて初めて気づいたが、私が好きなのは「果物のパフェ」だ。ちなみにアサコイワヤナギのパフェは、「パティスリーのパフェ」に分類されるはずだ(この本が刊行されたときにアサコイワヤナギはまだ開店していないので載っていない)。

「果物のパフェ」で紹介されていて気になったのは、フルーツパーラーフクナガ(四谷三丁目)、果実園リーベル(目黒)、フルーツパーラー西村(渋谷)。苺が旬の間に、ここらへんは行きたい。

前のnoteにも書いたけれど、パフェが素晴らしい理由は、コンビニファミレス以上、そこまで難しくないのに、1000円程度で、かなりの多幸感を感じられるというところだと思う。例えばディナーを高級にしようとしたらかなりのお金がかかるところを、おやつだから高級といっても限りがあり現実的なところも良い。

だから、パフェはあくまでも身近であってほしいというのが、パフェマニアではない一個人としての希望だ。コンビニとか、ファミレスほど手軽でなくていいのだけれど、ちょっと工夫したら手が届く、そんな存在であってほしい。

なにかがんばったけれど、誰からもほめてもらえないなーというときは、パフェでも食べればいいと思う。パフェってなんか、ごほうびというか、ちょっと特別な感じがしていい。しずしずとパフェが目の前のテーブルに運ばれてきたとき、一人でも「わぁーーー!」って心の中から歓声が聞こえる。そんなちょっとした「あなたのためだけのとっておきの一皿感」が好き。

アイスやケーキと違ってお家にテイクアウトできないから、「お店でパフェに向かう」という時間を作ってくれることも嬉しい。

また美味しいパフェを食べたら追加レポートします。

トップ写真は、フルーツパーラーゴトーです。


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