自分で作って売るのが一番楽しい

十連休の最終日、初めて文学フリマに行ってきた。

会場は東京流通センターというモノレールの駅の近く。ゴールデンウィーク最終日、浜松町から乗ったモノレールは、羽田空港に行くっぽい人と文フリに行くっぽい人ばかりだった。どっちに行きそうかはだいたいわかる。

入場まで少し行列ができていたけど15分程度で入れた。
前から買いたかったこだまさんやレンタルなんもしない人が書いている合同誌を買おうと並ぶ。限定300冊のところ、151冊目を手に入れました。

他にもツイッターなどで気になっていた人のブースを探し、見本誌コーナーを見たりして5冊ほど購入。

買うときに、作っている人や書いた人と話せるのは楽しい。買うことで、作った人が直接喜んでくれるのがすごく嬉しい。1冊あたりの値段はそんなに高くないし、すぐに買ってしまいそうになる・・・。

私は社会人になってから、本を作る前も洋服の商品企画をしていたし、常にお客さんに直接買ってもらう日用的な物を作る仕事をしてきた。

だから物を作って人に買ってもらう喜びはよく分かっているつもりだった。

でも文フリに行って、自分が知らなかった「自分が作ったものを買ってもらう喜び」を見た気がした。自分で作ったものを自分で直接売れるというのは大きく違う。

今は本を作っても直接売ってくれるのは書店さんだ。だから何かイベントなどで直接本を手売りする機会があるとすごく楽しい。

文フリは買う人の熱気もすごかったけれど(特に見本誌コーナーは人がめっちゃいるのに全員無言で静かな熱気を放っていて異様な雰囲気だった)、私から見て一番楽しそうだったのはブースを出して売っている人だった。

私は仕事として本を作りながらも、本づくりは正直お金を払ってでもやりたいことだなぁと思っている(それくらい本づくりが好き)。でも実際にお金を払って本を作ったことはない。

でも文フリには、もちろん出版社やプロの方もいらっしゃるけれど、本業は別だけど文章を書くのが好きで自分で本を作っちゃった人がたくさんいた。その人の売り上げや利益がどのくらいなのかとかは全然わからないけれど、私も趣味として、自分のお金で、何か本を作ってみたくなった。

仕事とは全く別で、収支もめちゃくちゃでいいから、一度自由に、本を作ってみたい。そして誰かに読んでもらえたら、今まで味わったことのないような楽しみがある気がする。

せっかく3年くらいnoteを続けてきたことだし、たまっていた記事をもとに完全に自己満足のzineか何かを作ってみようかと思う。そんな風に刺激を受けた文フリだった。

・・・と思って自分のnoteを読み返したり、何をコンセプトにしようか考えて何日か経ったけど、「何を作ってもいい」となると迷うのが私だ・・・。そもそも自分には何もないと思って、だからこそ素敵な人の本を作りたいと思って黒子である編集者になっているのだから、何も出てこないことに自分で納得している。

でも今回は「自分で自由に1冊作ってみる」ということ自体が目的だ。「何もない自分」を割り切って、人からどう見られるかは気にせずに、自分が作りたいと思うものを作ってしまえと思っている。

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体で考えて、頭で感じて、心で動きたい。

自分の感覚と世間の擦れに、たまに驚くマガジンの記事が100件になったので第2弾作りました。

コメント2件

お会いしたかったです…(;つД`)
ユリさんが出られる日が来たら是非教えてください!
わたしもお会いしたかったです・・・!!自分が出るかはわかりませんが(笑)、また機会がありましたら・・・!!
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